「あ、N-BOXのガソリンランプが点灯した!でも、次のガソリンスタンドまでどれくらい走れるんだろう…」
運転中に急にガソリンランプ(燃料残量警告灯)がつくと、焦ってしまいますよね。
特に、初めて乗る車だったり、土地勘のない場所だったりすると、不安はさらに大きくなるものです。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決します。
この記事でわかること
- N-BOXのガソリンランプ(給油ランプ)が点灯した時点で、燃料がどれくらい残っているのか
- ランプが点いてから、あと何kmくらい走行できるのかの具体的な目安
- 高速道路など、すぐに給油できない場合の安全な対処法
- ガソリンランプに関するトラブル事例や注意点
この記事を読めば、N-BOXのガソリンランプ(給油ランプ)が点灯しても慌てず、冷静に対処できるようになります。
安心して快適なドライブを続けるために、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
ホンダN-BOXのガソリンランプが点灯する理由と仕組みを解説

ホンダ・N-BOX公式
N-BOXを運転していて、メーター内に見慣れない給油機マークのランプが点灯したら、それは「燃料残量警告灯」、通称「ガソリンランプ」です。
では、なぜこのランプが点灯するのでしょうか?
それは、「燃料タンクに残っているガソリンの量が、あらかじめ設定された一定の基準を下回りましたよ」という車からのサインです。
N-BOXには、燃料タンク内に「フューエルレベルセンサー(燃料計)」が設置されています。
このセンサーがガソリンの液面の高さを常に監視しており、残量が少なくなるとメーターパネル内の警告灯を点灯させる仕組みになっています。
決して「もうすぐガス欠で止まります!」という緊急事態を即座に示すものではありませんが、「早めに給油してくださいね」という大切な警告なのです。
N-BOXで警告灯が表示される主なケースとその意味とは
N-BOXのメーターパネルには、ガソリンランプ以外にも様々な警告灯があります。
色が赤色か黄色(または橙色)かで、緊急性が異なります。
【赤色の警告灯(危険)】
- 例:シートベルト非装着警告灯、ブレーキ警告灯、水温警告灯(高温)など。
- 意味: 重大な故障や安全上の問題がある可能性が非常に高い状態です。ただちに運転を中止し、安全な場所に停車して点検する必要があります。
【黄色(橙色)の警告灯(注意)】
- 例:ガソリンランプ(燃料残量警告灯)、エンジン警告灯、ABS警告灯など。
- 意味: 緊急停止が必要なほどではありませんが、車に何らかの異常が発生している、または注意が必要な状態を示しています。**できるだけ早く点検や対処(ガソリンランプの場合は給油)**が求められます。
N-BOXのガソリン ランプは「黄色(橙色)」ですので、「注意」のレベルに該当します。
慌てる必要はありませんが、無視し続けるとガス欠(燃料切れ)で車が停止してしまう危険があるため、早めの行動が大切です。
N-BOXガソリンランプ点灯時の燃料残量とタンク容量の関係
では、具体的にガソリンランプが点灯した時点で、N-BOXの燃料タンクにはどれくらいのガソリンが残っているのでしょうか?
まず、N-BOXの燃料タンク容量を知っておきましょう。モデルや駆動方式によって若干異なります。
【N-BOX(現行モデル JF5/JF6型)のタンク容量】
- FF(前輪駆動)車: 27リットル
- 4WD(四輪駆動)車: 25リットル
※先代モデル(JF3/JF4型)もほぼ同様の容量です。
一般的に、国産車のガソリンランプは、燃料タンク容量の約10%~15%程度の残量になった時点で点灯するように設計されていることが多いです。
これをN-BOXに当てはめて計算してみましょう。
- FF車(27L)の場合: 約2.7リットル ~ 4.0リットル
- 4WD車(25L)の場合: 約2.5リットル ~ 3.7リットル
ホンダの取扱説明書によると、N-BOX(JF5/JF6型)の場合、燃料の残量が4.0リットル(FF車)または3.7リットル(4WD車)になったときに警告灯が点灯すると記載されています。
つまり、ランプが点灯した時点で、おおよそ3リットル強のガソリンが残っていると考えることができます。
▼関連記事
N-BOXのガソリンランプが点灯してからの走行可能距離の目安

ホンダ・N-BOX公式
ガソリンランプが点灯したときに残っている燃料が約3.0リットル強と分かりました。
次に気になるのは、「その残量で、あと何キロ走れるのか?」ですよね。
これは、N-BOXの「燃費」によって大きく変わってきます。
N-BOXの燃費は、カタログ値(WLTCモード)で見ると、以下のようになっています。
【N-BOX(現行モデル JF5/JF6型)の燃費(WLTCモード)】
- FF: 21.6 km/L
- FFターボ(N-BOX CUSTOM): 20.3 km/L
- 4WD: 19.4 km/L
- 4WDターボ(N-BOX CUSTOM): 18.4 km/L
ただし、これはあくまで国が定めた試験条件下での数値です。
実際の燃費(実燃費)は、運転の仕方(急発進・急ブレーキが多い)、エアコンの使用状況、乗車人数、道路の混雑状況(渋滞など)によって、カタログ値よりも低くなる(燃費が悪くなる)のが一般的です。
N-BOXの警告ランプが点いた場合あと何km走れるのか
安全マージンを考慮して、実燃費をカタログ値よりも少し低め(例えば、15km/L~18km/L程度)と仮定して計算してみましょう。
【計算例:残量3.0リットルの場合】
- 実燃費が 18km/L の場合: 3.0L × 18km/L = 54km
- 実燃費が 15km/L の場合: 3.0L × 15km/L = 45km
- 市街地走行などで燃費が悪化し 10km/L の場合: 3.0L × 10km/L = 30km
このように、計算上はランプが点灯してから約30km~50km程度は走行できる可能性が高いと言えます。
しかし、これはあくまでも「目安」です。
- 上り坂が多い
- 渋滞にはまっている
- エアコンを強くかけている
上記のような状況では、燃費はさらに悪化し、走行可能距離はもっと短くなります。
結論として、「N-BOXのガソリンランプが点いたら、できるだけ早く、最寄りのガソリンスタンドで給油する」のが鉄則です。
走行可能距離の計算は、あくまでガソリンスタンドを探すための「お守り」程度に考えておきましょう。
高速道路走行中にガソリン残量警告灯が点灯した時の安全対策
一般道ならまだしも、高速道路でガソリンランプが点灯すると、本当に焦りますよね。
高速道路はガソリンスタンドが少なく、次のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)まで数十キロ離れていることも珍しくありません。
もし高速道路でランプが点灯してしまったら、以下の手順で冷静に対処してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 慌てずに情報収集 |
|
| 燃費を意識した運転(エコドライブ) |
|
| 最寄りのGS付きSA/PAへ向かう |
|
| 間に合わないと判断したら(最重要) |
|
| 停車後の対処 |
|
ドライブや通勤中、万が一の事態に備えておくことは大切です。
もしもの時のために、自動車保険の内容を見直してみるのも良い機会かもしれません。
複数の会社を比較検討できる一括見積もりサービスなどを利用すると、自分に合ったプランが見つかりやすいですよ。
▼【インズウェブ】自動車保険一括見積もり(自動車保険・PR)
また、長距離ドライブのお供には、運転に集中しながら楽しめるオーディオブックもおすすめです。
▼【Amazon Audible】で聞く読書を(エンタメ・PR)
N-BOX ガソリンランプのトラブル事例とディーラーでの対処法

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ガソリンランプに関連するトラブルで、最も多いのが「ガス欠(燃料切れ)」です。
「ガソリンランプが点灯したけど、まだ大丈夫だろう」
と油断して走行を続けた結果、エンジンが停止してしまうケースです。
ガス欠になると、エンジンが止まるだけでなく、ブレーキの効きが悪くなったり(ブレーキブースターが作動しなくなるため)、ハンドルが重くなったり(パワーステアリングが効かなくなるため)と、非常に危険な状態になります。
「まだ走れるはず」という過信は禁物です。
ランプが点灯したら、それは「給油の最終警告」と受け止め、速やかに給油しましょう。
▼関連記事
軽自動車のガソリンランプ点灯!あと何キロ走れる?知らないと危険な真実
ガソリンが残っているのに燃料警告灯が点灯するケースの原因
逆に、「給油したばかりなのにガソリンランプが消えない」「まだ半分以上残っているはずなのに点灯した」というトラブルも稀に発生します。
- 原因1: センサーの一時的な誤作動
車が傾くと、タンク内のガソリンも傾き、センサーが一時的に不正確な数値を表示することがあります。
平坦な場所に戻れば正常に戻ることがほとんどです。
- 原因2: フューエルレベルセンサーの固着・故障
タンク内でセンサー(浮きのような部品)が引っかかったり、故障したりすると、正しい残量を検知できなくなります。
- 原因3: メーター・配線系の異常
センサーは正常でも、そこからメーターパネルへ信号を送る配線や、メーター自体に不具合があるケースです。
これらの症状が続く場合は、放置しておくと本当に残量が少ないときに警告してくれず、ガス欠につながる恐れがあります。
早めにディーラーで点検を受けましょう。
ディーラーでは専用の診断機を使って、センサー系や電気系統の異常を正確にチェックしてくれます。
中古車購入時や車検時に知っておきたいガソリンランプの注意点

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
これからN-BOXの購入を検討されている方、特に中古車を考えている方は、ガソリンランプ(燃料計)の状態もチェックしておくと安心です。
- 中古車購入時のチェックポイント
試乗の際に、燃料計が正常に作動しているか(エンジンのオンオフで針が動くか)を確認しましょう。
年式が古い車や走行距離が多い車は、センサー類が劣化している可能性もゼロではありません。
信頼できる中古車販売店、例えば「ガリバー」のような大手であれば、納車前の点検整備もしっかり行われているため安心感が高いです。
▼お近くのガリバーで中古車を探してみる(中古車・PR)
もし、N-BOXのような人気車種を中古車で探す場合は、状態の良い車を見極める知識も必要です。
「後悔しない中古軽自動車の選び方と人気おすすめ車種を徹底解説」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
-
-
後悔しない中古軽自動車の選び方と人気おすすめ車種を徹底解説
「中古で軽自動車を買いたいけど、どんな点に注意すればいいんだろう…」 「買ってから後悔するような失敗 ...
続きを見る
- 車検時の注意点
車検の検査項目に「燃料計の作動」は直接含まれていませんが、メーターパネル内の「警告灯」が点灯したままの状態(エンジン警告灯など)だと、車検に通らない場合があります。
もしガソリンランプが点灯しっぱなしになるような故障がある場合、車検のタイミングで一緒に修理を依頼するのが効率的です。
車検は費用も比較検討したいですよね。
「楽天Car車検」なら、近くの店舗を比較して、お得に予約することができますよ。
▼【楽天Car車検】で近所の安いお店を探す(車検・PR)
まとめ:N-BOXのガソリンランプが点灯したら早めの給油をしよう

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回は、「N-BOXのガソリンランプ」が点灯したときに、あと何キロ走れるか、そしてどう対処すべきかについて詳しく解説しました。
最後に、この記事でお伝えした大切なポイントをまとめます。
【今回のまとめ】
- N-BOXのガソリンランプは、残量がFF約4.0リットル、4WD約3.7リットルで点灯する。
- 点灯後の走行可能距離の目安は、約30km~50kmだが、あくまで「目安」。
- ランプが点灯したら、計算上の距離を過信せず、すぐに給油するのが鉄則。
- 高速道路では、次の「GS併設」のSA/PAをすぐに確認し、無理せず早めに給油する。
- メーターの異常を感じたら、早めにディーラーで点検を受ける。
ガソリンランプは、あなたを困らせるものではなく、ガス欠という危険なトラブルを未然に防ぐための「親切なサイン」です。
このサインの意味を正しく理解し、早め早めの給油を心がけることで、N-BOXとのカーライフはもっと安全で快適になりますよ。
あなたのN-BOXは、大切な資産です。
長く乗り続けるためにも、日々のメンテナンスを大切にしてください。
▼関連記事
軽自動車のガソリンランプ点灯!あと何キロ走れる?知らないと危険な真実