「あれ?N-BOXの鍵穴ってどこにあるの?」
普段スマートキーで快適に乗り降りしていると、いざという時に物理的な鍵穴が見つからず、焦ってしまうことがありますよね。
特に、スマートキーの電池が切れてしまった時や、車のバッテリーが上がってしまった時など、「鍵穴がどこにもない!」と慌てた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ご安心ください。
N-BOXにも、ちゃんと物理的な鍵穴は用意されています。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
この記事でわかること
- N-BOXの隠された鍵穴の「本当の場所」
- スマートキーから物理キー(メカニカルキー)を取り出す方法
- スマートキーが反応しない緊急時にドアを開ける具体的な手順
- 電池切れの時にエンジンをかける方法
いざという時のために、N-BOXの鍵穴の場所と使い方をしっかりマスターしておきましょう。
N-BOXの鍵穴はどこ?スマートキーと物理キーの場所を徹底解説

ホンダ・N-BOX公式
最近の車はデザイン性を高めるため、鍵穴が目立たないように設計されています。
N-BOXも例外ではなく、一見すると鍵穴が見当たらないため、「鍵穴はどこ?」と戸惑う方が多いのです。
ですが、緊急時に備えて、N-BOXにも必ず物理的な鍵穴(キーシリンダー)が設置されています。
N-BOXのスマートキー仕様と物理キー穴の見つけ方
N-BOXの鍵穴は、「運転席のドアハンドル」に隠されています。
多くの場合、ドアハンドルの取っ手部分、現行モデルは取っ手部分の下側に鍵穴があります。
(出典:ホンタ公式サイト・オーナーサポート「車両取扱説明書」より)
次に、お手元のスマートキーを確認してみてください。
スマートキーの側面や裏側にあるロック解除ボタンを押しながら引くと、中から「メカニカルキー」と呼ばれる物理的な鍵が取り出せるはずです。
このメカニカルキーを使って、ドアを解錠します。
【注意点】
中古でN-BOXを購入した場合、鍵穴を隠すためにカバーで隠されている場合があります。
カバーは樹脂製で、無理に力を加えるとツメが折れたり、ボディに傷がついたりする可能性があります。
カバーが外れると、ようやく物理的な鍵穴(キーシリンダー)が現れます。
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N-BOXのドアやエンジン始動時に鍵穴の場所が重要な理由
では、なぜこの「鍵穴」の場所を知っておくことが重要なのでしょうか。
それは、スマートキーが正常に機能しなくなった時の「最後の砦」だからです。
スマートキーが反応しなくなる主な原因は以下の通りです。
- スマートキー本体の電池切れ
- 車両(N-BOX)のバッテリー上がり
- 強い電波が飛び交う場所(テレビ塔や発電所の近く)での電波障害
特に多いのが、スマートキーの電池切れです。
電池が切れると、リモコン操作でのドアの施錠・解錠ができなくなるだけでなく、プッシュスタートボタンを押してもエンジンがかからなくなってしまいます。
こんな時でも、メカニカルキーで物理的にドアを開けることができれば、車内に入ることができます。
そして、車内に入ってから、さらに「電池切れのスマートキーでエンジンをかける方法」を試すことができるのです。
「N-BOXの鍵穴はどこ?」という疑問は、こうした緊急事態への備えの第一歩と言えるでしょう。
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スマートキーが反応しない場合の鍵穴の役割と操作方法

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
スマートキーが反応しない時こそ、鍵穴の出番です。
ここでは、具体的な操作方法を解説します。
スマートキーの電池切れ時は鍵穴で施錠・解錠できる?
結論から言うと、できます。
前述の手順で運転席ドアを施錠・解錠させます。
- スマートキーから「メカニカルキー」を取り出します。
- 鍵穴にメカニカルキーを差し込みます。
- キーを回すことで、ドアの施錠・解錠が可能です。
これで、スマートキーの電池が切れていても、車内に入ることができます。
ただし、この方法で解錠すると、セキュリティアラームが作動して大きな音が鳴ることがあります。
これは、車が「リモコン以外(=物理キー)で無理やり開けられた」と判断するためです。
アラームが鳴っても慌てないでください。
次のステップである「エンジン始動」を正しく行えば、アラームは停止します。
エンジン始動の正しい手順
スマートキーの電池が切れている場合、エンジンをかけるには以下の手順(※)を踏みます。
- メカニカルキーでドアを開け、車内に入ります。(アラームが鳴る場合があります)
- シフトレバーが「P(パーキング)」にあることを確認し、ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
- スマートキー本体(電池が切れた状態のまま)で、プッシュスタートボタンを押します。 (スマートキーのホンダロゴがある側でボタンに触れるように押すのが一般的です)
- スマートキー内部にあるイモビライザー(盗難防止装置)のチップが車両側に認識されると、「ピッ」という音と共にメーター内のキーインジケーターが点灯し、エンジンが始動します。
※この方法は、車種の年式やモデルによって異なる場合があります。
「スマートキーをプッシュスタートボタンに近づける」「特定の場所にスマートキーを置く」など、複数の方式が存在します。
いざという時に慌てないためにも、ご自身のN-BOXの取扱説明書で、「キー(スマートキー)の電池が切れたとき」の項目を一度確認しておくことを強くおすすめします。
(出典:ホンタ公式サイト・オーナーサポート「車両取扱説明書」より)
N-BOXの鍵穴&スマートキーに関するよくある質問とQ&A一覧

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ここでは、N-BOXの鍵に関するその他のよくある疑問をまとめてみました。
Q1. メカニカルキーでドアを開けたら、他のドアも連動して開きますか?
A1. いいえ、連動しない場合がほとんどです。
メカニカルキーで開けられるのは、基本的に「運転席のみ」です。
他のドアは、車内に入ってから運転席の集中ドアロックボタンで解錠する必要があります。
Q2. 運転席ドアハンドルのカバーが固くて外れません。
A2. 寒冷時や長期間開けていない場合、カバーが固着していることがあります。
無理にこじ開けると破損の原因になるため、キーを差し込むスリットの位置を再確認し、ゆっくりと力を加えてみてください。
それでも難しい場合は、ディーラーやJAFなどのロードサービスに相談しましょう。
Q3. メカニカルキーを失くしてしまいました。
A3. メカニカルキーは、スマートキーとセットで非常に重要な鍵です。
もし紛失した場合は、防犯上の観点からも、すぐにホンダのディーラーに相談し、新しいキーの作成を依頼してください。
まとめ:N-BOXの鍵穴トラブルの総まとめ・お困り時の最適な対処法

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「N-BOXの鍵穴はどこ」という疑問から、緊急時の対処法まで解説してきました。
最後に、今回のまとめです。
【今回のまとめ】
- N-BOXの物理的な鍵穴は「運転席のドアハンドル」に隠されている。
- スマートキーの電池が切れたら、メカニカルキーで運転席ドアを物理的に開ける。
- エンジン始動は、ブレーキを踏みながら「電池切れのスマートキー本体」でプッシュスタートボタンを押す(または近づける)。
- いざという時のために、取扱説明書でご自身のN-BOXの正しい操作方法を確認しておくことが大切。
スマートキーは非常に便利ですが、電子機器である以上、電池切れやトラブルは避けられません。
N-BOXの隠された鍵穴の場所と使い方を知っておくだけで、万が一の時も冷静に対処できるはずです。
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