愛車であるダイハツ・タントのメーターをふと見ると、「ODO/TRIP」の表示がチカチカと点滅…。
普段見慣れない表示に、
「もしかして故障?」
「どうすれば消えるの?」
と不安になってしまいますよね。
特に、エンジンがかからないなどの症状が重なると、焦ってしまうのも無理はありません。
でも、ご安心ください。その点滅は、タントがあなたに送っている大切なサインかもしれません。
この記事では、タントの「ODO/TRIP」が点滅してお困りのあなたのために、以下の点を詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- ODO/TRIPが点滅する主な原因
- 自分でできる簡単な消し方と対処法
- 故障が疑われる場合の確認ポイント
- 車検やメンテナンスへの影響
この記事を最後まで読めば、ODO/TRIP点滅の謎がスッキリ解決し、適切な対応が取れるようになります。
まずは落ち着いて、原因を一つずつ探っていきましょう。
タントのODO/TRIP点滅 その正体と表示される理由を徹底解説

ダイハツ・タント公式
タントのメーター内でODO/TRIP表示が点滅するのは、多くの場合、車両の「認証システム」に関連するお知らせです。
これは、直接的な走行機能の故障を指しているわけではなく、「キー(スマートキー)と車の間で、正常な通信ができていませんよ」という合図であることがほとんど。
特に、エンジンを始動させようとした際に点滅が始まるケースが多く見られます。
タントに搭載されている「イモビライザー」という盗難防止システムが、正規のキー以外でエンジンをかけようとする操作を検知した際や、スマートキーの電池残量が少なくなっている際に、ドライバーに注意を促すために表示を点滅させるのです。
つまり、多くの場合、ODO/TRIPの点滅は「セキュリティシステムが作動しています」というお知らせ機能の一環と捉えることができます。
ODO/TRIPマークが赤く点灯・点滅する際の主な原因一覧とその意味
ODO/TRIPの点滅には、いくつかの原因が考えられます。
ご自身の状況と照らし合わせながら確認してみてください。
| 原因 | 意味・状況 |
|---|---|
| スマートキーの電池切れ |
|
| イモビライザーの誤作動 |
|
| 車両バッテリーの電圧低下 |
|
| キーの登録情報エラー |
|
| ステアリングロックの異常 |
|
これらの原因の多くは、タントの盗難防止機能が正しく働いている証拠でもあります。
焦らずに、まずは原因を特定することが大切です。
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タントのスピードメーター下に「ODO/TRIP」表示の基本的な機能と役割
ここで、普段あまり意識することのない「ODO/TRIP」表示の基本的な役割についておさらいしておきましょう。
- ODO(オドメーター)
その車が製造されてから現在までに走行した「総走行距離」を示します。
この数値は基本的にリセットすることはできず、中古車として売買される際の重要な指標となります。
- TRIP(トリップメーター)
任意の区間の走行距離を測定するためのものです。
「TRIP A」「TRIP B」のように複数あり、ボタン操作で簡単にリセット(ゼロに戻す)ことができます。
燃費計算や、目的地までの距離を測る際に便利な機能です。
普段は走行距離を示すこれらの表示が「点滅」という形で別の意味を持つのは、他の警告灯を増やすことなく、既存の表示機能を使ってドライバーに異常を知らせるための、メーカーによる工夫の一つなのです。
ODO/TRIP点滅時に故障や不具合の可能性がある場合の確認方法

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ODO/TRIPの点滅が、単なるお知らせではなく、より深刻な故障のサインである可能性もゼロではありません。
特に、点滅と合わせて他の警告灯が点灯したり、車の挙動に明らかな異常が見られたりする場合は注意が必要です。
例えば、点滅と同時にエンジンチェックランプ(オレンジ色のエンジンマーク)が点灯している場合は、エンジン制御システムやセンサー類に何らかの異常が発生している可能性があります。
また、バッテリー警告灯(赤いバッテリーマーク)が点灯していれば、バッテリー本体や充電系統のトラブルが考えられます。
このように、ODO/TRIPの点滅だけでなく、メーターパネル全体の表示をよく観察することが、トラブルの早期発見につながります。
何か一つでも普段と違う点があれば、自己判断で済ませず、専門家に見てもらうことを検討しましょう。
エンジンがかからない時にODO/TRIPが点滅している場合の対応策
「タントのodotripが点滅して、エンジンがかからない」という状況は、最も焦るケースの一つでしょう。
この場合、以下の手順で対応してみてください。
- スマートキーの電池を確認・交換する
まずは最も可能性の高い原因である、スマートキーの電池切れを疑いましょう。
予備のキーがあれば、そちらで試してみてください。
もし予備キーでエンジンがかかれば、原因は電池切れで確定です。
- ブレーキを強く踏みながらエンジンスタートボタンを押す
車両バッテリーの電圧が少し低下している場合、ブレーキの踏み込みが甘いとシステムが始動許可を出さないことがあります。
いつもより強くブレーキペダルを踏み込んだ状態で、スタートボタンを押してみてください。
- スマートキーをスタートボタンに近づけて押す
キーの電池が弱っている場合でも、スタートボタンに内蔵されているアンテナに直接キーを近づけることで、微弱な電波を車が受信し、エンジンがかかることがあります。
これらの方法を試してもエンジンがかからない場合は、JAFや加入している自動車保険のロードサービスに連絡するのが賢明です。
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ダイハツタントで警告ランプが点灯・点滅する代表的な原因一覧
タントには、車の状態を知らせる様々な警告灯が備わっています。
ODO/TRIP点滅と合わせて以下の警告灯が点灯していないか、チェックしてみてください。
| 警告灯の名称 | 色 | 意味・原因 |
|---|---|---|
| エンジン警告灯 | 橙色 |
|
| 油圧警告灯(オイルランプ) | 赤色 |
|
| 充電警告灯(バッテリーランプ) | 赤色 |
|
| ABS警告灯 | 橙色 |
|
| SRSエアバッグ警告灯 | 橙色 |
|
| パワーステアリング警告灯 | 橙色 |
|
特に赤色の警告灯は、安全性に直結する重大なトラブルを示しているため、点灯した場合は速やかに安全な場所に停車し、ディーラーや整備工場に連絡してください。
タントのODO/TRIP点滅が走行距離・車検やメンテナンスに及ぼす影響

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ODO/TRIPの点滅は、多くがキーやバッテリーに関する一時的なトラブルですが、放置しておくと思わぬ影響が出ることがあります。
まず、総走行距離を示すオドメーターが点滅している間は、走行距離が加算されない、あるいは正確に記録されない可能性があります。
これは、将来的に車を売却する際の査定額に影響する可能性があるため、看過できません。
また、点滅の原因が車両バッテリーの電圧低下である場合、それはバッテリーの寿命が近いサインです。
そのまま放置すれば、出先で突然エンジンがかからなくなる「バッテリー上がり」を引き起こすリスクが高まります。
車検の際には、警告灯が点灯・点滅していると検査に合格できません。
ODO/TRIPの点滅も、保安基準に適合しない状態と見なされる可能性があるため、車検前には必ず問題を解決しておく必要があります。
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ODO/TRIP点滅時の車検・整備で専門スタッフに相談するべき理由
「スマートキーの電池を交換したら点滅が消えたから大丈夫」と自己判断してしまうのは、少し早いかもしれません。
もし点滅の原因が車両本体のバッテリーや、電気系統の潜在的な不具合だった場合、根本的な解決には至っていないからです。
ディーラーや整備工場の専門スタッフは、専用の診断機(スキャンツール)を使って、車が記録しているエラーコードを読み取ることができます。
これにより、目に見えない電気系統のトラブルや、各種センサーの異常など、点滅の根本原因を正確に特定することが可能です。
特に、点滅が再発する場合や、他に少しでも気になる症状がある場合は、必ずプロに相談しましょう。
早期に適切な診断を受けることが、結果的に修理費用を安く抑え、安全なカーライフにつながります。
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ODO/TRIP点滅が続く場合の対処法と依頼方法

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スマートキーの電池交換など、自分でできる対処法を試してもODO/TRIPの点滅が消えない、あるいは一度消えても再発する場合は、プロによる診断が必要です。
まずは、かかりつけのダイハツディーラーや、いつも利用している整備工場に電話で状況を説明しましょう。
その際には、以下の情報を伝えるとスムーズです。
- 車種と年式(例:タント、令和〇年式)
- いつから点滅が始まったか
- 点滅が始まるきっかけ(エンジン始動時、走行中など)
- ODO/TRIP点滅以外に、点灯している警告灯や異常はないか
- エンジンはかかるか
- 自分で試した対処法(スマートキーの電池交換など)
これらの情報を伝えることで、整備士も原因を推測しやすくなり、修理の予約や部品の手配がスムーズに進みます。
もし自走が不安な場合は、レッカー搬送の手配についても相談してみましょう。
スマートキーやバッテリー、エンジン関連のトラブル実例と解決策
ODO/TRIPの点滅、気になりますよね?
ネットで見かけた「本当にあったトラブル事例」をいくつか集めてみました。
【ケース1:スーパーの駐車場で点滅が始まった】
- 症状:買い物後にエンジンをかけようとしたら、ODO/TRIPが点滅しエンジンがかからない。
- 原因:スマートキーの電池切れ。
- 解決策:近くのコンビニでボタン電池を購入し、その場で交換したところ、無事にエンジンが始動し点滅も消えた。
【ケース2:冬の朝、点滅してエンジンがかかりにくくなった】
- 症状:寒さが厳しい朝、ODO/TRIPが点滅し、セルの回りが弱々しくエンジンがかかりにくい。
- 原因:車両バッテリーの寿命。低温でバッテリー性能が著しく低下していた。
- 解決策:ロードサービスを呼び、ジャンピングスタートで応急始動。その後、整備工場で新しいバッテリーに交換してもらった。
【ケース3:点滅が頻繁に再発する】
- 症状:スマートキーの電池を交換しても、しばらくするとODO/TRIPの点滅が再発する。
- 原因:専門工場で診断した結果、ステアリングロックユニットの内部的な故障が判明。
- 解決策:ディーラーでステアリングロックユニットを交換。修理後は点滅も再発しなくなった。
このように、同じ「点滅」という症状でも、原因と対処法は様々です。
▼万が一のトラブル時に役立つメンテナンス工具は、こちらの記事にまとめています。
タントのODO/TRIPに関する疑問とその回答一覧

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タントのODO/TRIP表示について、「これってどういうこと?」とネットでよく見かける疑問にズバリお答えします。
Q1. ODO/TRIPが点滅したまま走行しても大丈夫?
A1. エンジンがかかり、他の警告灯(特に赤色)が点灯していなければ、すぐに最寄りのディーラーや整備工場まで走行することは可能です。
ただし、推奨はできません。点滅は車からの異常信号ですので、できるだけ早く点検を受けてください。長距離の走行は避けましょう。
Q2. 修理費用はどのくらいかかりますか?
A2. 原因によって大きく異なります。
- スマートキーの電池交換:数百円程度です。
- 車両バッテリーの交換:1万円~3万円程度が目安です。
- キーの再登録:5,000円~1万円程度。
- ステアリングロック等のユニット交換:部品代と工賃で数万円以上かかる場合があります。 まずは見積もりを取ることをお勧めします。
Q3. 中古で買ったタントでも保証は効きますか?
A3. メーカーの新車保証期間内(一般保証は3年または6万km、特別保証は5年または10万km)であれば、保証の対象となる可能性があります。
中古車販売店独自の保証に加入している場合も、対象となるか確認してみましょう。
保証書を確認し、購入した販売店に問い合わせてみてください。
タントのODO/TRIP点滅問題と今後活用するためのポイント総まとめ

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今回は、タントのODO/TRIPが点滅する原因と対処法について詳しく解説しました。
最後に、今回の重要なポイントをまとめておきます。
【今回のまとめ】
- タントのODO/TRIP点滅の多くは「キー認証エラー」のサイン。
- 最も多い原因は「スマートキーの電池切れ」。まずは電池交換を試そう。
- 「エンジンがかからない」場合は、キーをボタンに近づけてみるなどの応急処置を。
- 赤色の警告灯が同時点灯したら、即座に走行を中止して専門家へ連絡!
- 点滅が続く、再発する場合は、自己判断せずプロによる診断が不可欠。
突然のメーター点滅は不安になるものですが、その原因と意味がわかっていれば、落ち着いて対処できます。
今回の記事が、あなたの不安を解消する一助となれば幸いです。
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これからのカーライフを考える良い機会に
今回のトラブルをきっかけに、お車のメンテナンスや今後の乗り換えについて考えてみるのも良いかもしれません。
車の状態は一台一台異なります。
専門家のアドバイスを聞きながら、ご自身に合った最適な選択肢を見つけてみてはいかがでしょうか。
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また、選択肢を広げるなら、質の良い中古車を探すのも賢い方法です。
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