「ミライースの購入を検討しているけれど、燃料タンクが小さいって本当？」
「満タンにしてもすぐにガソリンがなくなってしまうのではないか心配…」
これからダイハツ・ミライースの購入を考えている方にとって、日常の使い勝手に直結する燃料タンクの容量は非常に気になるポイントですよね。
特に初めて軽自動車を選ぶ方にとっては、普通車との違いに戸惑うこともあるでしょう。
この記事では、ミライースの燃料タンク容量に関する疑問を徹底的に解消し、燃費性能とあわせた実用性を解説します。
この記事でわかること
- 現行型・旧型ミライースの正確な燃料タンク容量
- カタログ燃費と実燃費から計算する「満タンでの航続距離」
- ガソリンタンクが小さいことによる意外なメリット
- ライバル車との比較や、給油ランプ点灯時の残量について
ミライースはタンク容量こそコンパクトですが、それを補って余りある燃費性能を持っています。
この記事を読めば、給油の頻度や長距離ドライブへの不安が解消され、自信を持ってミライースを選ぶことができるはずです。
ダイハツ ミライースの燃料タンク容量は？カタログ表示スペックを検証
ダイハツ・ミライース公式
結論から申し上げますと、現行モデル（LA350S/LA360S）のダイハツ ミライースの燃料タンク容量は以下の通りです。
- 2WDモデル：28リットル
- 4WDモデル：30リットル
「えっ、たったの28リットル？」と思われた方もいるかもしれません。
一般的なコンパクトカーが35〜40リットル程度であることを考えると、数値上は少なく感じるのが正直なところです。
しかし、この容量設定にはダイハツの明確な設計思想があります。
カタログ値と実際の給油可能量の違いはなぜ起こるのか徹底解説
カタログに「28リットル」と書いてあっても、実際にガス欠ギリギリから給油して28リットルぴったり入ることは稀です。
これにはいくつかの理由があります。
まず、燃料タンクの構造上の安全マージンです。
ガソリンは気温によって体積が変化（膨張）するため、タンク内には常に空気の層（膨張しろ）を確保する必要があります。
また、給油ノズルのオートストップ機能が働くタイミングや、配管内に残る燃料の影響もあります。
「ランプが点いたから満タンにしたのに、25リットルしか入らなかった」
という経験があるかもしれませんが、それはタンク底に数リットルの「予備燃料」や、燃料ポンプが吸い上げきれないごくわずかな燃料、そして安全マージンが含まれているためです。
故障ではありませんので安心してください。
ガソリンタンク容量が少ない場合の運転・利用時の注意点とメリット
ミライースのように燃料タンク容量が比較的小さい車には、実は大きなメリットがあります。
それは「車体の軽量化」です。
ガソリンは液体であり、満タンにすればそれなりの重量になります（ガソリン1L＝約0.75kg）。
タンク自体のサイズを小さくし、積載する燃料を必要最小限にすることで、車両重量を軽くし、結果として燃費性能を向上させているのです。
一方で、注意点もあります。
- 長距離ドライブ時の給油計画
高速道路などで長距離を走る際は、早めの給油を心がける必要があります。
- 災害時の備え
常にギリギリで走るのではなく、こまめに満タンにする「満タン給油」の習慣をつけることが大切です。
しかし、日常の通勤や買い物での利用であれば、後述する燃費の良さのおかげで「給油回数が多すぎて面倒」と感じることは意外と少ないのがミライースの特徴です。
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燃料タンク容量とミライースの燃費性能、満タン走行距離を詳しく解説
ダイハツ・ミライース公式
タンク容量が小さくても、燃費が良ければ航続距離（満タンで走れる距離）は長くなります。
ミライースの真骨頂はここにあります。
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ミライースの満タンで走る距離は何km？
現行ミライース（2WD）の燃費性能（WLTCモード）は25.0km/Lです。
単純計算で、タンク容量28L × 燃費25.0km/L ＝ 700km。
理論上は、東京から岡山あたりまで無給油で走れる計算になります。
もちろん、実燃費はエアコンの使用状況や渋滞、走り方によって変動します。
一般的に実燃費はカタログ値の7〜8割と言われています。
- 実燃費想定（約20km/Lの場合）： 28L × 20km/L ＝ 560km
実用レベルでも500km以上は走行可能です。
これは、週末のドライブや毎日の通勤（往復20km）なら、月に1〜2回の給油で済む計算です。
「タンクが小さい＝不便」という図式は、ミライースには当てはまらないことがわかります。
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主要グレード別に見る燃費・タンク容量・エンジンスペック一覧表
現行モデルのスペックを整理しました。
【ミライース（LA350S/LA360S）主要スペック一覧】
| グレード | 駆動方式 | 車両型式 | 燃費 (WLTCモード) | タンク容量 | エンジン |
|---|---|---|---|---|---|
| B "SA III" / L "SA III" / X "SA III" / G "SA III" | 2WD | 5BA-LA350S | 25.0 km/L | 28 L | KF型（NA） |
| B "SA III" / L "SA III" / X "SA III" / G "SA III" | 4WD | 5BA-LA360S | 23.2 km/L | 30 L | KF型（NA） |
※4WD車は車両重量が増える分燃費が落ちますが、タンク容量を2L増やして航続距離のバランスをとっています。
ミライースとその他ライバル車の燃費・ガソリン価格で比較
人気の軽自動車と数値を比較してみましょう（全て2WDモデルの代表値）。
| 車種 | 燃費 (WLTC) | タンク容量 | 理論航続距離 |
|---|---|---|---|
ダイハツ ミライース
 ダイハツ・ミライース公式 |
25.0 km/L | 28 L | 700 km |
スズキ アルト
 スズキ・アルト公式 |
28.2 km/L | 27 L | 761 km |
ホンダ N-BOX
 ホンダ・N-BOX公式 |
21.6 km/L | 27 L | 583 km |
こうして見ると、ライバルの「スズキ アルト」とはいい勝負をしています。
一方で、車体が大きく重いN-BOXなどのハイトワゴン系は燃費が落ちるため、同じようなタンク容量でも航続距離は短くなります。
ミライースは、「軽セダン」という軽量ボディと効率的なエンジンの組み合わせにより、少ない燃料タンク容量でもトップクラスの航続距離を確保している非常にバランスの良い車だと言えます。
ミライースの燃料タンク容量にまつわるよくある質問とベストアンサー
軽自動車＆バイクのある暮らし・イメージ
ここでは、ネットでよく見かける「ミライース 燃料 タンク」についてのよくある質問とベストアンサーをまとめました。
Q1. 旧型ミライース（LA300S）のタンク容量は違いますか？
A. はい、異なります。 初代ミライース（LA300S/LA310S）の前期・中期モデルなどは、2WDで30リットル、4WDで34リットルのタンクを採用している年式が多いです。
現行モデルは軽量化のために容量が少し減っています。
中古車を検討されている方は、年式による違いにご注意ください。
Q2. 燃料警告灯（給油ランプ）が点灯したら、あと何km走れますか？
A. 一般的に軽自動車の警告灯は、残り燃料が約4〜5リットルになった時点で点灯するように設計されています。
ミライースの実燃費を仮に20km/Lとすると、点灯してから約80km〜100km程度は走れる計算になります。
ただし、ガス欠はエンジンやバッテリーに負担をかけるため、点滅や点灯を確認したら、なるべく早めにガソリンスタンドへ向かいましょう。
Q3. ミライースの燃費が急に悪くなった気がします。原因は？
A. いくつかの原因が考えられます。
- タイヤの空気圧不足： 転がり抵抗が増えます。
- エンジンオイルの劣化： 潤滑性能が落ちています。
- 積載重量： 荷物を積みっぱなしにしていませんか？
- O2センサー等の故障： 警告灯がつかない不調もあります。 これらをチェックしても改善しない場合は、整備工場で見てもらいましょう。
まとめ：ミライースの燃料タンク容量・燃費とカーライフを楽しくする総まとめ
軽自動車＆バイクのある暮らし・イメージ
今回は、ダイハツ・ミライースの燃料タンク容量について徹底解説しました。
「28リットル」という数字だけを見ると小さく感じるかもしれませんが、ミライースの圧倒的な燃費性能と組み合わせることで、必要十分な航続距離を確保していることがお分かりいただけたかと思います。
【今回のまとめ】
- 現行ミライースのタンク容量は2WDで28L、4WDで30L。
- タンクは小さいが、燃費が良い（WLTC 25.0km/L）ため航続距離は長い。
- 理論上は満タンで約700km、実用でも500km以上は走行可能。
- 軽量化による恩恵で、維持費（ガソリン代）を安く抑えられる経済的な車。
ミライースは、通勤・通学からちょっとした遠出まで、財布に優しく頼れる相棒になってくれること間違いありません。
ぜひ、あなたのカーライフの選択肢に加えてみてください。
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