「新車みたいにキレイなのに、価格は中古車でお得！」
と、ディーラーで使われていた「試乗車」。
特に人気の軽自動車なら、すぐにでも手に入れたいと心が躍りますよね。
でも、ちょっと待ってください。
「不特定多数の人が乗っていた車だけど、本当に大丈夫？」
「何か隠れたデメリットがあるんじゃないか…」
そんな不安を感じて、試乗車の購入をためらっていませんか？
せっかくの大きな買い物、絶対に後悔したくないですよね。
この記事を読めば、そんなあなたの悩みをスッキリ解決できます。
この記事でわかること
- 試乗車を購入する本当のデメリットとリスク
- 新車同様の車をお得に手に入れるための賢い選び方
- 購入後に「しまった！」と後悔しないためのチェックポイント
この記事を最後まで読めば、あなたが試乗車を買うべきかどうかが明確になり、自信を持って最高の一台を選べるようになりますよ。
試乗車とはどんな車？購入前に知っておくべき基本知識
軽自動車＆バイクのある暮らし・イメージ
まず、「試乗車」がどのような車なのか、基本から確認しておきましょう。
試乗車とは、自動車ディーラーが、お客に車の乗り心地や性能を実際に体験してもらうために用意した車のことです。
ナンバープレートが交付されており、公道を走行できる状態で店舗に配備されています。
ディーラーの管理下で定期的に洗車やメンテナンスが行われているため、一般的な中古車と比較して内外装がキレイで、車両の状態が良いことが多いのが特徴です。
一定期間（数ヶ月〜1年程度）が経過したり、走行距離が一定に達したり、あるいは新型モデルへの入れ替えのタイミングで、中古車市場に「試乗車落ち（デモカーアップ）」として出回ります。
つまり、素性がはっきりしていて、なおかつ手入れの行き届いた、非常にコンディションの良い中古車と言えるでしょう。
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展示車や登録済未使用車との違いと混同しやすいポイントを解説
試乗車とよく混同されがちなのが、「展示車」と「登録済未使用車」です。
これらは似ているようで、実は大きな違いがあります。後悔しないためにも、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。
| 種類 | 特徴 | ナンバー登録 | 公道走行 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| 試乗車 | お客の試乗用に使われた車 | されている | されている |
|
|
| 展示車 | ショールーム内に展示されていた車 | されていないことが多い | されていない |
|
|
| 登録済未使用車 | 登録済みだが公道走行していない車 | されている | されていない |
|
|
【混同しやすいポイント】
- ナンバー登録の有無
試乗車と登録済未使用車はナンバー登録済みのため、区分上は「中古車」扱いになります。
一方、展示車は未登録の場合が多く、その場合は「新車」として販売されます。
- 公道走行の有無
最大の違いは、お客様を乗せて公道を走ったことがあるかどうかです。
試乗車だけが、実際に走行歴のある車となります。
これらの違いを知っておくだけで、中古車探しの際に自分の希望に合った一台を効率的に見つけられるようになりますよ。
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試乗車落ち中古車を購入する際の最大のメリットと得するポイント
軽自動車＆バイクのある暮らし・イメージ
試乗車落ち中古車を選ぶ最大のメリットは、何と言っても「新車に近い極上コンディションの車を、新車よりもお得な価格で購入できる」という点に尽きます。
ディーラーでプロによる適切なメンテナンスを受けてきた車両なので、一般的な中古車にありがちな「前のオーナーがどんな乗り方をしていたか分からない」といった不安がありません。
素性が明確で、内外装ともにキレイな状態が保たれているケースがほとんどです。
また、試乗車は多くのお客様にその車の魅力を伝えるという役割があるため、装備が充実した上位グレードや、人気のオプションが装着されていることが多いのも嬉しいポイント。
自分で新車を購入する際にオプションを追加していくと、どんどん価格が上がってしまいますが、試乗車ならそれらの豪華装備がコミコミの割安価格で手に入る可能性があるのです。
まさに、「良いとこ取り」ができる賢い選択肢と言えるでしょう。
試乗車落ち中古車の価格・装備・グレードの魅力を徹底チェック
それでは、試乗車落ち中古車の「価格」「装備」「グレード」の魅力について、さらに詳しく見ていきましょう。
- 【価格】
試乗車落ち中古車は、新車価格と比較して10%〜20%ほど安く設定されるのが一般的です。
例えば、200万円の軽自動車であれば、20万円〜40万円もお得に購入できる計算になります。
走行距離は数千km程度のものが多く、この程度の走行でこれだけ価格が下がるのは、非常にお買い得感があります。
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- 【装備】
ディーラーは車の魅力を最大限にアピールしたいため、試乗車にはカーナビや先進安全装備、アルミホイールといった人気のメーカーオプションやディーラーオプションがフル装備されていることが珍しくありません。
これらのオプションを新車で付けると数十万円になることも。
憧れの豪華装備が付いた車に、予算内で乗れるチャンスです。
【グレード】
装備と同様に、グレードも販売の主力となる上位グレードや特別仕様車が選ばれる傾向にあります。
そのため、中古車市場に出てきたときには、自然と条件の良い車両が多くなります。
「本当は一番良いグレードが欲しかったけど、新車だと予算オーバーで…」と諦めていた方にとっては、絶好の機会と言えるでしょう。
試乗車落ち中古車を選ぶデメリットやリスクとは？気をつけたい注意点
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ここまでメリットを解説してきましたが、もちろん良いことばかりではありません。
試乗車購入のデメリットについてもしっかり理解しておくことが、後悔しないための最も重要なポイントです。
最大のデメリットは、「不特定多数のドライバーによって、様々な運転をされている」ことです。
運転に慣れたベテランから、免許取りたての初心者まで、どんな人がどんな運転をしたか分かりません。
急発進や急ブレーキ、短い距離でのエンジンのオン・オフの繰り返しなど、車にとっては負担のかかる運転をされていた可能性は否定できません。
また、走行距離が短いからといって、必ずしもエンジンやバッテリーの状態が良いとは限らないのも注意点です。
短距離走行の繰り返しは、エンジンが十分に温まらないまま停止することになり、エンジン内部に汚れが溜まりやすくなったり、バッテリーが十分に充電されなかったりする原因にもなります。
これらの点は、外から見ただけでは判断が難しいため、購入時には慎重なチェックが必要です。
試乗車の購入前に必ずチェックしたい項目については、こちらの「ディーラー試乗車は本当にお得？購入前に知っておきたい注意点まとめ」の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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試乗車落ちの中古車はどんな人におすすめ？向いている人・向いていない人
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メリット・デメリットを理解した上で、試乗車落ちの中古車はどのような人に向いているのでしょうか。
【向いている人】
| 向いている人 | 特徴・理由 |
|---|---|
| 費用を抑えつつ、新車に近い高品質な車が欲しい人 | 少しでもお得に、状態の良い車を手に入れたい人に最適。 |
| 人気グレードやオプションが充実した車に乗りたい人 | 上位グレードや豪華装備を求める人に満足度の高い選択。 |
| 車の色や細かいオプションに強いこだわりがない人 | 在庫限りの一点物のため、仕様が合えば非常にお買い得。 |
【向いていない人】
| 向いていない人 | 理由 |
|---|---|
| 誰も乗っていない完全な新車に乗りたい人 | 試乗車は一度使用されているため、「まっさらな新車」にこだわる人には不向き。 |
| ボディカラーやメーカーオプションを自由に選びたい人 | 試乗車は完成済みの仕様のため、後から好みに変更できない。 |
| わずかな傷や使用感も気になる人 | 試乗による細かな傷やシートのへたりがある可能性があり、完璧を求める人には不向き。 |
試乗車落ち中古車が市場に出回るタイミングと流通が多い時期
試乗車は、ディーラーの都合で入れ替えられるため、一年中いつでも市場に出回る可能性があります。
しかし、特に流通量が増える傾向があるのは以下の時期です。
- 決算期（3月・9月）の翌月
多くのディーラーが決算に合わせて販売目標を達成しようと、新車の販売に力を入れます。
その結果、決算期が終わった4月〜5月や10月〜11月頃に、それまで使っていた試乗車を中古車として放出するケースが増えます。
- モデルチェンジの時期
新型モデルが出ると、旧型モデルの試乗車は役目を終えます。
フルモデルチェンジやマイナーチェンジの発表があった後は、旧型モデルの試乗車が市場に出てくる可能性が高まります。
この時期を狙って中古車情報をチェックすると、条件の良い試乗車落ち中古車に出会える確率が上がりますよ。
試乗車落ち中古車の賢い選び方とディーラー店舗でのチェックポイント
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いよいよ、実際に試乗車落ち中古車を探す際の具体的な方法とチェックポイントです。
賢く選んで、最高の一台を見つけましょう。
まず、試乗車を探すなら、そのメーカーの車を扱うディーラー系の中古車販売店から探し始めるのが王道です。
自社で管理していた車両なので、品質や整備履歴が確かで、保証も充実していることが多いからです。
店舗を訪れたら、必ず実車を確認しましょう。
その際は、以下のポイントを重点的にチェックしてください。
【ディーラー店舗でのチェックリスト】
- 車両情報： 年式、走行距離、車検の残り期間、修復歴の有無を確認。
- エンジン： 実際にエンジンをかけてもらい、異音や振動、始動のスムーズさを確認。
- 外装： 明るい場所で、ボディ全体の傷やへこみ、塗装の状態を360度からチェック。
- 内装： シートのへたりや汚れ、ステアリングやスイッチ類の擦れ、禁煙車かどうかを確認。
- 電装系： カーナビ、オーディオ、エアコン、パワーウィンドウなどが正常に作動するか全て試す。
- 足回り： タイヤの溝の深さ、偏摩耗、ひび割れがないか4本とも確認。
- 書類： 車検証、整備記録簿（メンテナンスノート）を見せてもらい、内容をしっかり確認。
気になる点は遠慮せずに、納得がいくまで販売スタッフに質問することが大切です。
中古車検索サイトを利用する場合の注意点と希望条件の絞り方
ディーラーに直接行く時間がない方や、もっと幅広く探したい方は、中古車検索サイトの利用が便利です。
日本最大級の中古車情報サイトである「ガリバー」なら、全国の豊富な在庫から、条件に合った一台を効率的に探すことができます。
【注意点】
サイト上の写真や情報だけで判断せず、気になる車が見つかったら必ず実車を見に行きましょう。
遠方の店舗で現車確認が難しい場合は、詳細な写真を追加で送ってもらったり、電話で車両の状態を詳しく聞いたりすることが重要です。
中古車選びの基本的なポイントや注意点については、「後悔しない中古軽自動車の選び方と人気おすすめ車種を徹底解説」の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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試乗車落ち中古車購入時の査定や値引き交渉のタイミングとコツ
試乗車はすでにお買い得な価格設定になっているため、新車のような大幅な値引きは期待できません。
しかし、交渉次第で少しでもお得に購入できる可能性はあります。
【交渉のコツ】
- 狙い目は「諸費用」と「オプション」
車両本体価格からの値引きは難しくても、納車費用などの諸費用をカットしてもらったり、ボディコーティングやドライブレコーダーといったオプションをサービスしてもらったりといった交渉はしやすい傾向にあります。
- タイミングは契約直前
交渉は、購入の意思を固めた最終段階で切り出すのが効果的です。
「このサービスを付けてくれたら、今日契約します」といった形で、熱意を伝えましょう。
【下取り車の査定を交渉材料に】
もし今乗っている車からの乗り換えを検討しているなら、愛車の買取価格が交渉の大きな武器になります。
ディーラーでの下取りだけでなく、事前に複数の買取業者に査定を依頼しておくことを強くおすすめします。
「カーセンサー」のような一括査定サイトを利用すれば、手間なく最高額を提示してくれる業者を見つけられます。
その査定額を元にディーラーと交渉すれば、下取り価格のアップも期待できるでしょう。
▼カーセンサーで買取査定してみる（車買取査定・PR）
試乗車落ち中古車の納車後に確認したいメンテナンスやアフターサービス
無事に契約が済み、納車された後も安心はできません。
今後のカーライフを快適に過ごすために、いくつか確認しておきたいことがあります。
- 保証書の確認
契約時に説明された保証内容が記載された保証書をしっかりと受け取り、内容を再確認して大切に保管しましょう。
- 初回点検
多くは、納車後1ヶ月または1,000km走行時点での無料点検を実施しています。
この機会に、実際に乗ってみて気になった点を相談し、チェックしてもらいましょう。
- 今後のメンテナンス計画
定期的なオイル交換や点検は、車のコンディションを維持するために不可欠です。
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車両が変わる際は、自動車保険の見直しも必須です。
一括見積もりサービスの「インズウェブ」などを利用して、新しい車に合った最適なプランを探しましょう。
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- カーライフを快適にするアイテム
特に小さな子どもがいるご家庭なら、リアシートの乗り心地も気になりますよね。
6歳から使えるジュニアシート兼用クッション「モトリア」のようなアイテムがあれば、長距離ドライブも快適に過ごせます。
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まとめ：試乗車落ち中古車のデメリットを理解した上で賢く選ぶための総まとめ
軽自動車＆バイクのある暮らし・イメージ
今回は、試乗車を購入する際のデメリットを中心に、賢い選び方や注意点を詳しく解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
【今回のまとめ】
- 試乗車のメリット： 新車に近い高品質な車を、充実した装備付きで割安に購入できる。
- 試乗車のデメリット： 不特定多数の人が運転しており、短距離走行の繰り返しによる見えない消耗がある可能性がある。
- 購入前のチェックポイント： エンジンや足回りの状態、内外装の傷、整備記録簿、保証内容を徹底的に確認する。
- 賢い探し方： ディーラー系中古車販売店や、「ガリバー」のような大手中古車検索サイトを活用し、必ず実車を確認する。
試乗車落ち中古車は、デメリットやリスクを正しく理解し、ポイントを押さえて慎重に選べば、あなたのカーライフを豊かにしてくれる最高のパートナーになり得ます。
この記事が、あなたの後悔しない車選びの助けとなれば幸いです。
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