「軽自動車を買いたいけれど、維持費はできるだけ安く抑えたい」
「4ナンバーと5ナンバーってよく聞くけど、結局どっちがお得なの?」
初めて車を購入しようと考えている方や、軽自動車への乗り換えを検討している方にとって、この「ナンバーの違い」は意外と複雑で分かりにくいポイントですよね。
実は、この選択を間違えると、年間で数万円単位の損をしてしまうこともあるのです。
この記事では、軽自動車の「4ナンバー」と「5ナンバー」の維持費を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- 4ナンバーと5ナンバーの決定的な違いと定義
- 自動車税や車検費用など、具体的な維持費の差
- あなたのライフスタイルに合ったナンバーの選び方
- 維持費を安く抑えるための賢い選択術
これから紹介する内容を読めば、あなたがどちらを選ぶべきかが明確になり、賢いカーライフの第一歩を踏み出せるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
軽自動車の4ナンバーと5ナンバーの意味とカテゴリーを徹底解説

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
そもそも、車のナンバープレートの地名の横にある数字(分類番号)が「4」から始まるか、「5」から始まるかで何が違うのでしょうか。
まずは基本的な定義と、それぞれのカテゴリーが持つ役割について解説します。
4ナンバー軽自動車とは?小型で実用的な魅力と基準を解説
4ナンバーの軽自動車は、正式には「小型貨物自動車」というカテゴリーに分類されます。
つまり、「荷物を運ぶこと」を主目的として設計された車のことです。
街中でよく見かける「軽トラック」や「軽バン(エブリイやハイゼットなど)」がこれに当たりますが、最近では「N-VAN」や「スペーシア ベース」のように、見た目は乗用車に近いスタイリッシュな4ナンバー車も増えています。
4ナンバーとして登録されるためには、以下のような厳格な基準があります。
- 物品積載設備(荷室)の床面積が1平方メートル以上あること
- 後部座席よりも荷室のスペースが広いこと
- 乗車定員の重量よりも、積載できる荷物の重量の方が重いこと
これらの基準を満たすことで、荷物をたくさん積める実用的な車として認められています。
▼関連記事
軽自動車の正式名称とは?定義・由来・他車種との違いを徹底解説
5ナンバー軽自動車の特徴や普通車との違いに迫る
一方で5ナンバーの軽自動車は、「小型乗用自動車」に分類されます。
こちらは「人が乗ること」を主目的として設計された車です。
「N-BOX」や「タント」、「ワゴンR」など、現在販売されている軽自動車の多くがこの5ナンバーにあたります。
4ナンバーのような荷室の広さに関する厳しい規定がないため、後部座席を広く取ったり、シートのクッション性を高めたりと、居住性や快適性を追求できるのが最大の特徴です。
普通車の5ナンバーとの違いは、あくまでボディサイズと排気量(660cc以下)の規格によるもので、役割としては同じ「乗用車」です。
日常の買い物から週末のドライブまで、幅広い用途で快適に使えるのが5ナンバーの魅力と言えるでしょう。
4ナンバーと5ナンバー軽自動車の維持費を徹底比較

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
「軽自動車 4ナンバー 5ナンバー 維持費 比較」と検索されている方が一番知りたい、お金の話を詳しく見ていきましょう。
軽自動車の4ナンバー維持費の内訳と月々のコストイメージ
4ナンバー(軽貨物)の最大のメリットは、「軽自動車税」の安さです。
自家用の5ナンバー軽自動車の税金が年間10,800円であるのに対し、自家用の4ナンバー軽自動車は年間5,000円です。
この時点で、毎年5,800円の節約になります。
また、車検時に支払う「自動車重量税」も、4ナンバーの方が安く設定されているケースが多いです。
一方で、自賠責保険料は4ナンバーの方が若干高く設定されている場合がありますが、トータルで見ると税金の安さが際立ちます。
月々のコストイメージとしては、ガソリン代や駐車場代を除いた固定費(税金・保険・車検積立)で考えると、4ナンバーの方が月額500円〜1,000円ほど安くなる計算になることが多いです。
5ナンバー軽自動車の維持費と排気量・全長などの影響
5ナンバー(軽乗用)は、先述の通り軽自動車税が年間10,800円かかります(2015年4月以降の新車登録車)。
しかし、5ナンバー車は燃費性能に優れたモデルが多く販売されています。
ハイブリッドシステムを搭載した車種や、アイドリングストップ機能が充実している車種が多いため、走行距離が多い人の場合は、ガソリン代を含めたトータルコストで4ナンバーとの差が縮まる、あるいは逆転することもあります。
最近の軽自動車はターボ付きでも燃費が良いモデルが増えています。
維持費を考える際は、税金だけでなく実燃費も考慮することが大切です。
▼関連記事
軽自動車のアイドリングで1時間いくら損?燃費とガソリン代を徹底解説
4ナンバーと5ナンバー維持費比較表|自動車税・保険・車検費用
それぞれの維持費の違いを分かりやすく表にまとめました。
【4ナンバー(軽貨物)と5ナンバー(軽乗用)の維持費比較】
| 項目 | 4ナンバー(軽貨物) | 5ナンバー(軽乗用) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車税(年額) | 5,000円 | 10,800円 | 4ナンバーが圧倒的に安い |
| 自動車重量税(車検時) | 6,600円〜 | 6,600円〜 | エコカー減税の有無で変動 |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 23,150円 | 17,540円 | 5ナンバーの方が安い傾向 |
| 車検の有効期間 | 2年 | 2年(初回のみ3年) | 初回だけ5ナンバーが長い |
| 任意保険 | 条件により異なる | 年齢条件などで安くなる傾向 | 補償内容で上下 |
※自家用・24ヶ月あたりの概算費用です。保険料などは改定される場合があります
【ここがポイント!】
- 税金面
4ナンバーが有利(年間5,800円差)。
- 保険面
自賠責は5ナンバーが有利。
任意保険は、4ナンバーには「年齢条件(35歳以上限定など)」がつけられないケースがあり、ベテランドライバーの場合は5ナンバーの方が安くなることがあります。
逆に、年齢が若い人の場合は4ナンバーの方が安くなるケースもあります。
軽自動車の4ナンバー・5ナンバーで異なるシートや乗用用途の知識

ダイハツ・アトレー公式
安さだけで選ぶと後悔するポイントが「乗り心地」と「使い勝手」です。
4ナンバーは積み下ろしや最大荷室スペース活用に優れた理由
4ナンバー車は「荷物を運ぶプロ」です。
そのため、リアシート(後部座席)は「簡易的」な作りになっていることがほとんどです。
座席が直角でリクライニングしなかったり、クッションが薄くて硬かったりします。
これは、法規上「荷室を広く確保するため」に、シートを小さく畳めるように設計する必要があるからです。
その代わり、後部座席を倒した時の荷室のフラットさは抜群です。
キャンプ道具を満載にしたり、仕事道具を積んだり、車中泊をするには最高の環境が整っています。
5ナンバー軽自動車のエンジン性能や乗用車としての魅力
5ナンバー車は「人を乗せるプロ」です。
後部座席は分厚いクッションで座り心地が良く、大きくリクライニングやスライドができます。
足元の広さは普通車以上のモデルも少なくありません。
また、遮音材が多く使われていて走行音が静かだったり、サスペンションが柔らかめで乗り心地が良かったりと、長距離ドライブでも疲れにくい設計になっています。
家族や友人を乗せる機会が多いなら、間違いなく5ナンバーが快適です。
エンジンのメンテナンスに関しては、どちらのナンバーも重要です。
特にターボ車を選ぶ場合はオイル管理に気をつけましょう。
▼関連記事
軽自動車のオイル選び!0w20と5w30の意外な落とし穴とは?
用途や選び方で変わる!4ナンバー・5ナンバー軽自動車の選び方ガイド

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
結局、あなたにはどちらが合っているのでしょうか?
具体的なシチュエーション別に選び方を提案します。
家族利用・通勤・業務車に最適な軽自動車の選び方と注意点
【4ナンバー(軽貨物)がおすすめな人】
- 1人〜2人乗車がメインの人
- 維持費(特に税金)を極限まで安くしたい人
- 釣り、キャンプ、サーフィンなど荷物が多い趣味がある人
- Uber Eatsなどの配送業務に使いたい人
- DIYなどで大きな資材を運びたい人
【5ナンバー(軽乗用)がおすすめな人】
- 3人以上乗せる機会がある人(特にお子様がいる家庭)
- 長距離の通勤やドライブをする人
- 後部座席の快適性を重視する人
- 最新の安全装備や快適装備(オートスライドドアなど)が欲しい人
【注意点】
小さなお子様がいる家庭で「税金が安いから」と4ナンバー(例:エブリイバンなど)を選ぶと、後部座席の乗り心地が悪く、チャイルドシートの取り付けも不安定になりがちです。
もし5ナンバー車でお子様の快適性をさらに上げたい場合は、専用のクッションなどを活用するのも一つの手です。
6才〜140cmのお子様がいるご家庭には、後部座席を快適にする「モトリア」のジュニアシートクッションなども検討してみると良いでしょう。
長時間のドライブでもお子様が疲れにくくなります。
▼【モトリア】でお子様向けリアシート用クッションを見てみる(カー用品・PR)
また、通勤で毎日車を使うなら、移動時間を有効活用するために「Amazon Audible」で「聴く読書」を取り入れるのもおすすめです。
維持費の節約だけでなく、時間の節約にもつながります。
▼【Amazon Audible】で聞く読書を(エンタメ・PR)
軽自動車4ナンバー・5ナンバーのおすすめ人気モデル

ホンダ・N-VAN公式
【4ナンバーのおすすめモデル】
- ホンダ N-VAN
助手席までフラットになる革新的な構造。ソロキャンプや車中泊に大人気。
- スズキ スペーシア ベース
商用車に見えないスタイリッシュなデザインと、デスクワークもできる荷室アレンジが魅力。
- スズキ アルトバン
圧倒的な安さと燃費の良さ。営業車の定番。
【5ナンバーのおすすめモデル】
- ホンダ N-BOX
日本で一番売れている車。広さ、走り、質感のバランスが最高。
- スズキ ハスラー
SUVテイストで遊び心があり、悪路走破性も高い。
- ダイハツ タント
ミラクルオープンドアで乗り降りが楽々。子育て世代の強い味方。
新車を検討する際は、各メーカーの公式サイト(トヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツ等)で最新のカタログや価格をチェックして信頼できる情報を得ましょう。
もし、初期費用を抑えて乗りたい場合は、中古車も有力な選択肢です。
中古車の在庫数が豊富な「ガリバー」なら、4ナンバー・5ナンバー問わず、あなたにぴったりの一台が見つかります。
▼お近くのガリバーで中古車を探してみる(中古車・PR)
中古車選びの基本的なポイントや注意点については、「後悔しない中古軽自動車の選び方と人気おすすめ車種を徹底解説」の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
-
-
後悔しない中古軽自動車の選び方と人気おすすめ車種を徹底解説
「中古で軽自動車を買いたいけど、どんな点に注意すればいいんだろう…」 「買ってから後悔するような失敗 ...
続きを見る
軽自動車4ナンバー・5ナンバー維持費比較のよくあるQ&A

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ネットでよく見かける4ナンバー・5ナンバー維持費に関するQ&Aをまとめてみました。
Q. 4ナンバーの軽自動車は車検が1年ごとですか?
A. いいえ、軽自動車の場合は4ナンバーでも「2年ごと」です(初回も2年)。
普通貨物車(1ナンバーや4ナンバーのトラック)は1年車検ですが、軽自動車は優遇されています。
Q. 4ナンバーは任意保険が高いと聞きましたが?
A. 一概には言えませんが、年齢条件(35歳以上補償など)を付けられない保険会社が多く、ゴールド免許のベテランドライバーなどは割高になるケースがあります。
逆に、全年齢対象の保険料は5ナンバーより安い傾向があります。
▼【インズウェブ】自動車保険一括見積もり(自動車保険・PR)
Q. 5ナンバーの車を4ナンバーに変更できますか?
A. 構造変更検査を受ければ可能ですが、後部座席のスペースを削るなどの改造が必要です。
さらに、最近の車は「衝突被害軽減ブレーキ」などのセンサー調整が必要になるため、費用対効果を考えると現実的ではない場合が多いです。
まとめ:軽自動車4ナンバー・5ナンバー維持費比較の総まとめと選択のポイント

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回は、軽自動車の4ナンバーと5ナンバーの維持費や特徴の違いについて徹底比較しました。
【今回のまとめ】
- 税金重視なら4ナンバー:軽自動車税が年間5,000円と激安。
- 快適性重視なら5ナンバー:後部座席が広く、長距離も楽。
- 車検期間は同じ:軽自動車ならどちらも2年ごと。
- 保険料は要確認:年齢や条件によってどちらが安いか変わる。
▼関連記事
軽自動車の正式名称とは?定義・由来・他車種との違いを徹底解説
軽自動車のアイドリングで1時間いくら損?燃費とガソリン代を徹底解説
軽自動車のオイル選び!0w20と5w30の意外な落とし穴とは?
あなたに合った一台を見つけるために
1.車を探す
- 中古車を幅広く探したいなら
▼お近くのガリバーで中古車を探してみる(中古車・PR)
- 今の車を高く売って資金にしたいなら
▼カーセンサーで買取査定してみる(車買取査定・PR)
- 「維持費の管理が面倒!コミコミで乗りたい」という方は、カーリースも賢い選択も
▼月々定額で新車に乗り換える(カーリース・PR)
月々定額のカーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】
2.維持費を安くする準備
- 車検が近いなら、ポイントが貯まる楽天がお得です
▼【楽天Car車検】で近所の安いお店を探す(車検・PR)
- タイヤ交換が必要なら、通販で安く購入して持ち込み交換が節約の鍵です
▼【タイヤワールド館ベスト】でタイヤとアルミホイールを見てみる(カー用品・PR)
以下の記事も参考にしてください。
▼関連記事
ハイゼットカーゴとエブリイ徹底比較!燃費・積載・価格の差は?