「ミライースの荷室をもっと広く使いたいけれど、リアシートの外し方がわからない」
「DIYで車中泊仕様にしたいけれど、素人が座席を外しても大丈夫?」
このような悩みをお持ちではありませんか?
燃費性能に優れたダイハツ ミライースですが、軽セダンタイプゆえに、大きな荷物を積む際や車中泊をするには少し工夫が必要です。
実は、手順さえ覚えればリアシートの取り外しは自分で行うことが可能です。
この記事でわかること
- ミライース(LA300S/LA350Sなど)のリアシート外し方の具体的な手順
- 作業に必要な工具と、失敗しないための事前準備
- シートを外した後の法律的な注意点(車検・構造変更)
- 広くなったスペースの有効活用術
この記事を読めば、あなたのミライースがより便利で快適な空間に生まれ変わります。
正しい知識と手順を身につけて、愛車のカスタムに挑戦してみましょう。
ダイハツ ミライースのリアシートを外す前に知っておきたいこと

ダイハツ・ミライース L"SAⅢ"(内装)公式
ミライースのリアシートを外す作業に取り掛かる前に、まずは車種による構造の違いや、安全に作業を進めるための基礎知識を押さえておきましょう。
いきなり工具を持って作業を始めると、思わぬ怪我やパーツの破損につながる恐れがあります。
ここでは、スムーズに作業を行うための事前知識を解説します。
ミライースの車種ごとのリアシート構造をカタログで比較
一口に「ミライース」と言っても、年式や型式によってリアシートの構造には微妙な違いがあります。
自分の車がどのタイプかを確認することで、作業のイメージが湧きやすくなります。
- 初代ミライース(LA300S/LA310S系)
2011年から2017年まで販売されていたモデルです。
このタイプは、リアシートが「背もたれ」と「座面」で構成されており、比較的シンプルな固定方法が採用されています。
ヘッドレストがシート一体型になっているグレードと、分離型のグレードが存在します。
一体型の場合、ヘッドレストを外す手間は省けますが、背もたれ自体の高さがあるため取り回しに注意が必要です。
- 2代目ミライース(LA350S/LA360S系)
2017年以降の現行モデルです。
軽量化がさらに進んでおり、シートの構造も簡素化されていますが、安全性確保のための固定クリップが固くなっている場合があります。
「L275 リアシート 取り外し」などで検索されるミラ(先代モデル)と基本構造は似ていますが、樹脂パーツの配置などが異なるため、LA350S専用の手順を確認するのが確実です。
共通しているのは、ミライースのリアシートは商用バン(ミラバンなど)とは異なり、「人が快適に座ること」を前提に作られているため、クッション材や内張りがしっかりしている点です。
その分、取り外し時には少し力が必要になる場面もあります。
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リアシート取り外しに必要な工具と事前チェックポイント
作業を中断してホームセンターに走ることがないよう、必要な道具は事前に揃えておきましょう。
【必須工具】
| 工具・用品名 | 用途 | 注意点・補足 |
|---|---|---|
| ラチェットレンチ(ソケットレンチ) | シート固定ボルトの脱着 |
|
| 内張り剥がし(クリップリムーバー) | 樹脂クリップ・内装パーツの取り外し |
|
| マイナスドライバー | ボルトカバーなどをこじ開ける補助 |
|
| 軍手・作業用手袋 | 手の保護 |
|
| ビニール袋+マジックペン | 外したボルト・ナットの保管 |
|
【事前チェックポイント】
- 作業スペースの確保
左右のドアを全開にできる広さがある場所で行いましょう。
- 車内の清掃
シートの隙間に小銭やゴミが落ちていないか確認し、掃除機をかけておくと作業がスムーズです。
- ボルトの固着確認
年式が古い車の場合、ボルトが錆び付いて固くなっていることがあります。
その場合は、事前に潤滑スプレー(KURE 5-56など)を吹いておくと緩みやすくなります。
ミライース リアシートの外し方をステップごとに解説

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
それでは、実際にミライースのリアシートを外す手順を解説します。
基本的には「座面(お尻を乗せる部分)」を外してから、「背もたれ(背中が当たる部分)」を外す順番になります。
※作業は自己責任で行ってください。
シートカバー・パーツ類の取り外し手順と注意点一覧
まずは、作業の邪魔になる付属品を取り外していきます。
- 1.ヘッドレストの取り外し
ヘッドレストが分離型のグレードの場合、最初に取り外します。
シート上部のボタンを押ながら引き抜くだけです。
外したヘッドレストは汚れないようにトランクや車外の安全な場所に置いておきましょう。
- 2.シートカバーの確認
社外品のシートカバーを装着している場合は、固定用のゴムや紐がシートの下で結ばれていることがあります。
これらを解いておかないと座面が持ち上がりません。
「ミライース シートカバー 外し方」で検索される方も多いですが、基本的にはゴムフックを外してジッパーを下ろすだけです。
- 3.フロントシートを一番前へ
作業スペースを確保するため、運転席と助手席を一番前までスライドさせ、背もたれも前に倒しておきます。
これでリアシート足元の作業空間が広がります。
【注意点】
シートベルトのバックル(受け側)が座面の隙間から出ています。
座面を外す際にバックルを巻き込まないよう、垂直に立てておくか、隙間から押し込んでおくとスムーズです。
ボルトやナットの位置確認とトラブル時の対策方法
ここからが本番です。
まずは座面(クッション)から取り外します。
- ステップ1:リアシート座面の取り外し
ミライースの座面は、多くの場合ボルトではなく「クリップ」で固定されています。
- 座面の左右それぞれの前側(足元側)の下に手を入れます。
- 床と座面の隙間に手を入れたら、真上に向かって勢いよく引き上げます。「バコン!」という大きな音がしますが、これでクリップが外れます。左右両方行います。
- 前側が外れたら、座面全体を少し持ち上げながら手前に引くと、奥側のフックも外れて座面全体が取り出せます。
- ステップ2:リアシート背もたれの取り外し
背もたれはボルトで車体に固定されています。
- 座面を外すと、背もたれを固定しているヒンジ部分のボルトが見えます(左右および中央、計2〜4本程度)。
- 12mmまたは14mmのラチェットレンチを使用してボルトを緩めます。かなり固く締まっていることが多いので、体重をかけて反時計回りに回しましょう。
- ボルトを全て外したら、背もたれ全体を持ち上げて取り外します。分割可倒式の場合は、左右それぞれ外す必要があります。
【トラブル時の対策】
- クリップが外れない
寒い日は樹脂が硬くなり外れにくいです。
車内を暖房で温めてから行うか、ドライヤーでクリップ付近を温めると割れにくく、外れやすくなります。
- クリップが車体側に残った
座面側からクリップが外れ、車体の穴に残ってしまった場合は、クリップリムーバーを使って車体から外し、座面側に付け直してください。
これを忘れると、再取り付け時にロックできません。
外したリアシートの保管方法と再取り付け時のコツ
外したシートは意外と大きく、場所を取ります。
- 保管方法
直射日光や湿気を避けて保管してください。
カビの原因になります。
大きなビニール袋(45L〜90Lのゴミ袋など)に入れて密封し、乾燥剤を一つ入れておくと安心です。
特にウレタン部分は湿気を吸いやすいので注意が必要です。
- ボルトの管理
外したボルトやナットは、元の穴に軽くねじ込んでおくか、ジップロックにまとめて「リアシート用」と明記し、グローブボックスに入れておくのが紛失防止の鉄則です。
- 再取り付け時のコツ
戻す手順は外す手順の逆です。
特に座面を戻す際は、シートベルトのバックルを座面の穴からしっかり出してから、クリップ位置を合わせて上から強く押し込みます。
「カチッ」と音がするまで確実に固定してください。
固定が甘いと、急ブレーキ時に座面が外れて危険です。
ダイハツ ミライースのリアシートを外して使うメリットと注意点

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苦労してリアシートを外した先には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
また、法的に問題はないのでしょうか。
ここでは活用例と法律の壁について解説します。
荷物を多く載せたい場合のリアシート取り外し活用例
リアシートを外すことで、ミライースの室内空間は劇的に変化します。
- 1.積載量が大幅アップ
リアシートの座面と背もたれがなくなることで、床面から天井までの高さと、奥行きが確保できます。
これにより、通常のシートアレンジ(背もたれを倒すだけ)では積めなかった背の高い観葉植物や、大量のダンボール、引越しの荷物などを積載可能になります。
- 2.フラットな床面の作成(車中泊・DIY)
シートを外した後の凸凹をコンパネ(合板)や銀マットで埋めることで、完全なフルフラット空間を作り出せます。
助手席を前に倒せば、長身の方でなければ足を伸ばして寝ることも可能です。
ソロキャンプや釣り車としてミライースを活用するユーザーには人気の改造です。
- 3.軽量化による燃費向上
リアシート一式は10kg〜20kg程度の重量があります。
これを取り外すことで車体が軽くなり、発進加速がスムーズになったり、燃費が若干向上したりする効果も期待できます。
車検や道路交通法におけるリアシート取り外し利用規約
ここが最も重要なポイントです。
「自分の車だから何をしてもいい」わけではありません。
【車検について】
結論から言うと、リアシートを外した状態のままでは、原則として車検に通りません。
ただし、一時的に取り外しているだけで、車検時にリアシートおよびシートベルトを元に戻せる状態であれば、構造変更は不要です。
車検を受ける際は、必ず純正状態に復元してください。
【構造変更申請(記載変更)】
もし、「今後ずっと2人乗りとして使いたい」「毎回戻すのは面倒」という場合は、陸運局で「構造変更申請」を行い、乗車定員を「4人」から「2人」に変更する手続きが必要です。
これにより、車検証の記載が2名乗車になり、リアシートがない状態でも合法的に公道を走り、車検を通すことができるようになります。
構造変更を行い乗車定員を2名に変更した場合でも、必ずしも貨物車(4ナンバー)になるとは限りません。
積載設備の構造や恒久性によって判断が分かれるため、事前に管轄の陸運局や整備工場へ確認することをおすすめします。
【公道走行のリスク】
構造変更をせずにリアシートを外した状態で公道を走行し、警察に止められた場合、「座席ベルト装着義務違反」や「整備不良」を問われるグレーゾーン、あるいは完全に違法(定員変更の未届け)となる可能性があります。
あくまで「私有地での作業用」や「荷物を積む時の一時的な処置」として理解し、公道を走る際は構造変更の手続きを強く推奨します。
ミライースリアシート外し方に関するよくある質問と回答一覧

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
DIY初心者の方が疑問に思う点や、実際のユーザーの声をまとめました。
ユーザーの体験レビューとリアシート脱着の作業時間
Q. 素人でも本当にできますか?
A. はい、可能です。
多くのユーザーが初めての作業で完了しています。
「LA350 リアシート 外し方」などで検索して動画を見ながら行えば、構造は単純なので難しくありません。
ただし、ボルトが硬い場合があるので、力の弱い方は長いハンドルのレンチを使うなど工夫が必要です。
Q. 作業時間はどれくらいかかりますか?
A. 慣れれば片道15分程度です。
初めての場合は、掃除や工具の準備を含めて30分〜1時間を見ておけば余裕を持って完了できます。
戻す時は位置合わせに少し手間取るかもしれませんが、それでも30分あれば十分です。
Q. 外すと車内がうるさくなりませんか?
A. はい、走行音(ロードノイズ)は大きくなります。
リアシートは吸音材の役割も果たしています。
外すとタイヤの音やマフラーの音がダイレクトに車内に響くようになります。
気になる場合は、外した部分に「ニードルフェルト」などの吸音材を敷くことで対策できます。
まとめ:ミライースリアシート外し方のポイントと注意事項総まとめ

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回はダイハツ ミライースのリアシートの外し方について、手順からメリット、法的注意点まで詳しく解説しました。
【今回のまとめ】
- 構造確認: LA300S/LA350Sなど型式で多少違うが、基本は「座面クリップ」→「背もたれボルト」の順。
- 必須工具: 12mm/14mmラチェットレンチ、内張り剥がし、軍手を用意する。
- クリップ対策: 座面を外す時は「真上に勢いよく」がコツ。寒い時は温めてから。
- 法的リスク: シートを外したまま公道を走るなら「構造変更(定員2名)」が必須。車検時は元に戻すか申請が必要。※年式・地域・検査官により判断が異なる場合あり
- メリット: 積載量アップ、車中泊スペースの確保、軽量化。
リアシートを外すことで、ミライースの使い勝手は大きく広がります。
しかし、安全と法律を守ってこそ楽しいカーライフです。
この記事を参考に、ぜひ安全なDIYにチャレンジしてみてください。
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