「軽自動車販売台数No.1」のホンダ N-BOX。
その圧倒的な人気から、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、毎日使うクルマだからこそ、
「実際、N-BOXはリッター何キロ走るんだろう?」
「ターボモデルとNA(ノンターボ)モデルで燃費はどれくらい違うの?」
「維持費は高い?」
といった疑問が浮かびますよね。
この記事では、そんなあなたの疑問をすべて解決します。
この記事でわかること
- N-BOXがリッター何キロ走るのか(カタログ燃費とリアルな実燃費)
- ターボモデルとNAモデル、2WDと4WDの燃費の違い
- 年間の維持費やライバル車種との比較
- 燃費を良くする運転のコツ
この記事を最後まで読めば、N-BOXの燃費性能に関する全てが分かり、あなたがN-BOXを選ぶべきかどうかの明確な答えが見つかるはずです。
N-BOXの概要と魅力を徹底解説!人気の理由とは?

ホンダ・N-BOX公式
N-BOXがなぜこれほどまでに多くの人に選ばれ続けているのか、その理由は単純な燃費性能だけではありません。
最大の魅力は、軽自動車とは思えないほどの「圧倒的な室内空間の広さ」です。
ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」技術により、床が低く天井が高いため、大人が4人乗ってもゆったりとくつろげます。
後部座席は足を組んでも余裕があり、自転車のような大きな荷物も簡単に積載可能です。
さらに、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全タイプに標準装備されている点も大きな魅力。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など、10種類以上の高機能な安全性能が、毎日の運転に「安心」を提供してくれます。
シンプルで飽きのこない洗練されたデザイン、そして細部まで作り込まれた高い質感も、N-BOXがファミリー層から若者、シニア層まで幅広く支持される理由です。
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実際に利用しているオーナーのレビューから見るN-BOXの長所と短所
実際にN-BOXに乗っているオーナーの声を見てみましょう。
【長所(メリット)】
「とにかく広い!軽自動車とは思えない。後部座席がスライドするので子供の世話もしやすい。」(30代・女性)
「視界が高くて運転しやすい。小回りも効くので、細い道や駐車が苦手でも安心です。」(20代・女性)
「Honda SENSINGのおかげで、高速道路の運転が格段に楽になった。」(40代・男性)
【短所(デメリット)】
「坂道や高速道路での合流は、NA(ノンターボ)だと少しパワー不足を感じる。」(40代・男性)
「人気車種だけあって、他の軽自動車と比べると車両価格が少し高め。」(50代・男性)
「街乗りメインだと燃費は良いが、夏場のエアコン使用時や渋滞中は思ったより伸びないこともある。」(30代・女性)
このように、室内空間の広さや運転のしやすさ、安全性能が高く評価されている一方で、走行シーンによってはパワー不足を感じたり、実燃費が期待値に届かないと感じたりする声もあるようです。
N-BOXはリッター何キロ走る?カタログ燃費と実燃費の数値を徹底比較!

ホンダ・N-BOX公式
さて、ここからが本題です。
N-BOXが「リッター何キロ」走るのか、公式の「カタログ燃費」と、オーナーたちのリアルな「実燃費」を徹底的に比較していきます。
「N-BOX 燃費 悪すぎ」といった検索を見かけることもありますが、実際はどうなのでしょうか?
N-BOXのカタログ燃費(WLTCモード)を詳しくチェック
現在、自動車の燃費性能は「WLTCモード」という国際的な基準で測定されています。
これは「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」の3つの走行シーンを想定した、より実態に近い数値です。
N-BOXの現行モデル(2023年10月発売モデル)のカタログ燃費(WLTCモード・2WD)を見てみましょう。
| モデル | エンジン | 総合燃費(WLTC) | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
|---|---|---|---|---|---|
| N-BOX | NA | 21.6 km/L | 18.8 km/L | 23.4 km/L | 21.8 km/L |
| N-BOX CUSTOM | ターボ | 20.3 km/L | 17.1 km/L | 22.2 km/L | 20.9 km/L |
(※NA: 自然吸気エンジン)
NAモデルがリッター21.6km、ターボモデルがリッター20.3kmとなっています。
どちらも軽ハイトワゴンとしては非常に優秀な数値です。
特に郊外モードではリッター22kmを超える高い燃費性能を発揮することがわかります。
実際に走ってみた!N-BOXオーナーの平均実燃費レポート
カタログ燃費はあくまで「規定の条件下」での数値。
私たちが知りたいのは、実際の道路でどれくらい走るかという「実燃費」ですよね。
「e燃費」や「みんカラ」といった燃費投稿サイトに寄せられた、多くのN-BOXオーナーのデータを集計した平均実燃費の目安は以下の通りです。
【N-BOX オーナーの平均実燃費(目安)】
- NA(ノンターボ)モデル: 約 16.0km/L 〜 19.0km/L
- ターボモデル: 約 14.5km/L 〜 17.5km/L
やはり、カタログ燃費の数値(20.3〜21.6km/L)と比べると、実燃費は7割〜8割程度になるのが一般的です。
「N-BOX 燃費悪い」と感じる方は、このカタログ値との差にギャップを感じているか、あるいは市街地でのストップ&ゴーが極端に多い、急発進・急加速が多いなど、燃費が悪化しやすい運転環境にある可能性が考えられます。
平均でリッター15km〜18km程度走っていれば、N-BOXの燃費性能としては標準的と言えるでしょう。
N-BOX ターボモデルとNAモデルの燃費を比較!選ぶならどっち?

ホンダ・N-BOX公式
N-BOX選びで悩むのが、「NA(ノンターボ)」と「ターボ」のどちらを選ぶか。
カタログ燃費ではリッター約1.3kmの差がありましたが、実燃費でも1km〜2km程度の差が出ることが多いようです。
結論から言うと、あなたの使い方次第です。
【NAモデルがおすすめな人】
- 主に街乗り(市街地)でしか使わない
- 高速道路や坂道はほとんど走らない
- とにかく購入費用とガソリン代を抑えたい
【ターボモデルがおすすめな人】
- 高速道路をよく利用する
- 坂道の多い地域に住んでいる
- 家族4人で乗る機会が多い
- ストレスのないパワフルな走りを求めている
燃費性能だけ見ればNAモデルに軍配が上がりますが、ターボモデルの魅力は「走行性能の余裕」です。
特に高速道路での合流や追い越し、急な坂道では、ターボのパワーが大きな安心感につながります。
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N-BOXのエンジン・走行性能と燃費の関係性について解説
なぜターボの方が燃費が少し劣るのでしょうか。
ターボは、エンジンの排気ガスの力を利用して、より多くの空気をエンジンに送り込み、小さな排気量でも大きなパワーを生み出す仕組みです。
その分、NAエンジンよりも多くの燃料を消費する傾向があります。
しかし、NAモデルで高速道路や坂道を走る際、パワー不足を補うためにアクセルを深く踏み込むシーンが増えると、かえって燃費が悪化してしまうこともあります。
あなたの主な運転シーンを想像してみてください。
もし「パワー不足でストレスを感じそうだな」と思うなら、燃費差がわずかであれば、走行性能に余裕のあるターボモデルを選ぶ方が、結果的に満足度が高くなるかもしれません。
N-BOXの人気グレード・駆動方式(2WD/4WD)の燃費データ一覧
N-BOXには標準モデルのほか、精悍なデザインが人気の「N-BOX CUSTOM」があります。
また、それぞれに2WD(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)が用意されています。
カスタムモデルも、標準モデルとエンジンやトランスミッションは共通のため、燃費性能は同じです。
ただし、4WDモデルは2WDモデルと比べて燃費が劣ります。
これは、4WDシステムが追加されることで車両重量が重くなるためです。
「N-BOX CUSTOM」を例にカタログ燃費をまとめています。
【N-BOX CUSTOM・駆動方式別 カタログ燃費(WLTCモード)】
| エンジン | 駆動方式 | 燃費(WLTC) |
|---|---|---|
| NA | 2WD | 21.5 km/L |
| NA | 4WD | 19.4 km/L |
| ターボ | 2WD | 20.3 km/L |
| ターボ | 4WD | 18.4 km/L |
2WDと4WDの燃費差は、NA・ターボともにリッター約1.3km〜1.8kmです。
4WDは、雪道や凍結路、山道など、滑りやすい路面での走行安定性が格段に向上します。
降雪地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツ・アウトドアレジャーによく出かける方には必須の装備ですが、そうでない場合は、燃費性能と車両価格(4WDは割高になります)の面から2WDを選ぶのが経済的です。
N-BOXの燃費が向上する運転方法と日常メンテナンスのポイント

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
「N-BOXの燃費を良くする方法」を知りたい方へ。
少しの工夫で、N-BOXの実燃費は向上します。
【燃費を向上させる運転のコツ】
- ふんわりアクセルを心がける
急発進・急加速は燃費悪化の最大の原因です。
発進時はアクセルをゆっくりと踏み込みましょう。
- 車間距離に余裕を持つ
車間距離を詰めると、不要なブレーキや加速が増えがちです。
一定の速度で走ることを意識しましょう。
- 減速時は早めにアクセルをオフ
停止位置が分かったら、早めにアクセルを離し、エンジンブレーキを利用して減速するとガソリンの消費を抑えられます。
- エアコンの使いすぎに注意
エアコン(特にA/Cスイッチ)は燃費に大きく影響します。
必要な時だけ使用し、外気温との差を小さく設定するのがコツです。
【日常のメンテナンス】
- タイヤの空気圧をチェック
空気圧が低いと、タイヤの転がり抵抗が増えて燃費が悪化します。
月に一度はガソリンスタンドなどで点検しましょう。
- 不要な荷物は降ろす
車は軽いほど燃費が良くなります。
ゴルフバッグやキャンプ用品など、使わない荷物は積みっぱなしにしないようにしましょう。
- 定期的なオイル交換
エンジンオイルの汚れも燃費に影響します。
定期的なメンテナンスを心がけましょう。
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N-BOXの維持費や車検・保険料の目安と経済性について
N-BOXは軽自動車なので、普通車と比べて維持費が安いのが大きなメリットです。
【N-BOXの年間維持費(目安)】
1.税金
- 軽自動車税:10,800円(年1回)
- 自動車重量税:エコカー減税適用により変動(車検時に支払う)
2.ガソリン代(実燃費17.0km/L、年間1万km走行、ガソリン代165円/Lの場合)
- (10,000km ÷ 17.0km/L) × 165円/L = 約97,000円
- (N-BOXガソリン満タン料金:N-BOXの燃料タンク容量は2WDで27L。満タンで約4,455円)
3.車検代
- 法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)+ 車検基本料 = 約50,000円〜80,000円(2年に1回)
- 車検費用は依頼する業者によって大きく変わります。費用を比較して抑えたい方は、複数の業者を見積もれる「楽天Car車検」のようなサービスを利用するのも賢い方法です。
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3.自動車保険(任意保険)
- 年齢や等級、補償内容によって大きく変動します。約30,000円〜80,000円(年間)
- 保険料は、一括で見積もりを取ることで大幅に安くなるケースがあります。自動車保険一括見積もりサービス「インズウェブ」などを利用して、自分に合った最適なプランを探してみることをおすすめします。
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これらに加え、駐車場代や消耗品費(オイル、タイヤ代など)がかかります。
N-BOXは燃費性能が優れているため、ガソリン代も抑えられ、非常に経済的なクルマと言えます。
タイヤは消耗品であり、交換時期が必ず来ます。
その際は、N-BOXの性能をさらに引き出すタイヤを選びたいものですね。
タイヤとアルミホイールの専門店「タイヤワールド館ベスト」の通販サイトなら、N-BOXに適合するタイヤを豊富なラインナップから選ぶことができます。
性能や価格をじっくり比較検討してみるのも良いでしょう。
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N-BOXの購入を決めた場合、新車と中古車、どちらがお得でしょうか。
【新車価格】
最新のN-BOX(2023年10月モデル)の新車価格帯は、下記の通りです。
- N-BOX(標準モデル):約174万円~
- N-BOX カスタム:約192万円~
- N-BOX カスタム ターボ:約226万円~
【中古車相場】
N-BOXは非常に人気が高く、中古車市場でも値崩れしにくい「リセールバリューが高い」車種として知られています。
- 2代目(2017年〜2023年):約100万円〜200万円
- 初代(2011年〜2017年):約40万円〜120万円
新車に比べて費用を抑えられるのが中古車のメリットですが、状態の良いタマ(車両)はすぐに売れてしまいます。
中古車を探す際は、信頼できる大手販売店を選ぶのが安心です。
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また、初期費用を抑えて新車に乗りたい方には、月々定額で利用できる「カーリース」という選択肢もあります。
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N-BOXとライバル車種(タント・スペーシア等)の燃費・性能・価格の比較ポイント
軽ハイトワゴンの市場は激戦区。N-BOXには強力なライバルがいます。
【ダイハツ タント】
- N-BOXと人気を二分するライバル。
- 助手席側の柱(ピラー)がない「ミラクルオープンドア」が最大の特徴で、乗り降りのしやすさ、特に小さなお子様がいる家庭に人気です。
- 燃費性能(NA/2WD):22.7km/L(WLTCモード)
【スズキ スペーシア】
- スーツケースをモチーフにした遊び心のあるデザインが特徴。
- 全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、燃費性能はN-BOXやタントを上回ります。
- 燃費性能(NA/2WD):25.1km/L(WLTCモード)
【比較のポイント】
- 燃費: 燃費性能だけを追求するならスペーシアが有利です。
- 室内の広さ・質感: N-BOXは、室内空間の広さと内装の質感の高さで一歩リードしています。
- 使い勝手: タントのミラクルオープンドアは、特定のシーンで圧倒的な利便性を発揮します。
どの車も非常に高いレベルでまとまっていますが、N-BOXは「燃費・広さ・安全性能・デザイン・走行性能」の全ての項目でバランスが取れた「総合力の高さ」が、No.1の座を維持し続けている最大の理由と言えるでしょう。
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まとめ:N-BOXのリッター何キロで走るかの総まとめと今後のおすすめポイント

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回は、「N-BOXはリッター何キロ」という疑問にお答えするために、N-BOXの燃費性能や維持費について徹底的に解説しました。
【今回のまとめ】
- N-BOXのカタログ燃費(WLTC)は NA:21.6km/L、ターボ:20.3km/L(いずれも2WD)。
- リアルな平均実燃費の目安は NA:約16.0〜19.0km/L、ターボ:約14.5〜17.5km/L。
- 「燃費が悪い」と感じる場合は、運転方法やエアコン使用、渋滞などの環境が影響している可能性が高いです。
- 街乗りメインならNA、高速や坂道が多いならターボ を選ぶのが満足度を高めるコツです。
- 4WDは燃費が落ちるため、降雪地域などでなければ2WDが経済的です。
- N-BOXは燃費だけでなく、圧倒的な室内の広さと高い安全性能を兼ね備えた「総合力の高い」軽自動車です。
N-BOXの燃費に関する疑問は解消されたでしょうか?
あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるために、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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