「実家の車にもチャイルドシートを用意した方がいい?」
「たまにしか使わない祖父母の車用なら、安いチャイルドシートでも大丈夫?」
「毎回付け替えるのは大変だけど、2台目を買うならどれを選べばいい?」
こんな悩みをお持ちではありませんか?
私も二人の子どもを育てているため、チャイルドシートは日常的に使ってきました。
祖父母の車用となると、メインで使う車とは違い、
「使用頻度が少ないなら、できるだけ費用は抑えたい。でも安全性は妥協したくない」
と迷いますよね。
ただし、祖父母の車用だからといって、単純に「安いもの」を選べばよいわけではありません。
反対に、回転式やISOFIXなどの機能が充実した高価なモデルを選べばよいとも限りません。
まず確認したいのは、
- 子どもの身長・月齢
- 祖父母の車に取り付けられるか
- 祖父母の車へ常設するのか、必要なときだけ付け替えるのか
の3つです。
帰省のたびに持ち運ぶなら本体の軽さ、祖父母の車へ常設するならISOFIXや回転機能など、使い方によって重視するポイントが変わります。
また、R129のチャイルドシートでは、前向きで使用できる身長や月齢などの条件が決められているため、「1歳になったからこのタイプ」と年齢だけで選ばないことも大切です。
この記事では、祖父母の車用として選びやすいように、「新生児/15カ月以降」×「常設/付け替え」の4つの使い方に分けて、候補となるチャイルドシートを紹介します。
この記事でわかること
- 祖父母の車用チャイルドシートを選ぶときの確認ポイント
- 常設する場合と毎回付け替える場合に向くタイプの違い
- 新生児・15カ月以降それぞれのおすすめ商品
- ISOFIXとシートベルト固定の選び分け方
- 祖父母の車用は安いモデルでもよいのか
「結局、うちの場合はどれを選べばいい?」と迷わないよう、まずは使い方別のおすすめから見ていきましょう。
結論|祖父母の車用チャイルドシートは「常設か付け替えか」で選ぶ
祖父母の車用チャイルドシートは、子どもの身長・月齢を確認したうえで、
- 祖父母の車へ取り付けたままにする「常設」
- 帰省や送迎のたびに持ち運ぶ「付け替え」
のどちらになるかを考えると、候補を絞りやすくなります。
毎回付け替えるなら本体の軽さ、ほとんど取り外さないならISOFIX固定や回転機能も選ぶポイントになります。
今回紹介する4商品を、使い方別にまとめると以下のようになります。
| 使用条件 | 商品候補 | 固定方式 | 重量 | 向く使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 新生児から+付け替え重視 | Joie ステディ R129 | シートベルト固定 | 7.6kg | 帰省時などに持ち運んで使いたい |
| 新生児から+常設・乗せ降ろし重視 | Combi クルムーヴ ロング R129 エッグショック EA | ISOFIX固定 | 14.2kg | 祖父母の車へ常設し、回転機能も使いたい |
| 身長76cm以上・生後15カ月以降+付け替え重視 | Joie エレベート R129 | シートベルト固定 | 5.3kg | 軽さを重視して複数の車で使いたい |
| 身長76cm以上・生後15カ月以降+常設重視 | Combi ジョイトリップ アドバンス plus R129 エッグショック SC | ISOFIX固定 | 7.4kg | 祖父母の車へ常設して150cmまで長く使いたい |
この4商品は「1位だからおすすめ」「価格が高いから安心」という選び方ではありません。
新生児から使うのか、身長76cm以上かつ生後15カ月を過ぎているのか、さらに常設するのか付け替えるのかによって候補を分けています。
特にR129対応製品では、生後15カ月未満の子どもを前向きで使用できないため、「1歳になったから」と年齢だけで商品を決めないようにしてください。
また、ISOFIX固定・シートベルト固定のどちらでも、すべての車へ取り付けられるとは限りません。
購入前には、チャイルドシートメーカーの車種適合表と、祖父母の車の取扱説明書を確認しましょう。
それでは、それぞれどのような家庭に向いているのか見ていきます。
新生児+付け替え重視|Joie(ジョイー)ステディ R129
Joieのステディ R129は、新生児から使えるシートベルト固定式のチャイルドシートです。
本体重量は7.6kgなので、帰省など必要なときに付け替えて使いたい場合に向いています。
- 適応身長:40~105cm
- 固定方式:シートベルト固定
- 安全基準:R129
- 本体重量:7.6kg
ISOFIXを使わないため、祖父母の車がISOFIX非対応の場合にも選択肢になります。
ただし、シートベルト固定だからどの車にも取り付けられるわけではありません。
座席やシートベルトの仕様によっては取り付けられない場合もあるため、購入前にメーカーの車種適合リストを確認してください。
また、前向きで使用する場合は、身長76cm以上かつ生後15カ月を超えていることなど、製品の使用条件も確認する必要があります。
ステディ R129はこんな家庭に向いています。
- 新生児から祖父母の車に乗せたい
- 必要なときにチャイルドシートを付け替えて使いたい
- 祖父母の車がISOFIX非対応
- 回転機能より持ち運びやすさを重視したい
▼Amazon・楽天・Yahoo!で価格や在庫を比較できます。
※カラーや出店ショップ、ポイント還元によって条件が変わることがあるので、購入前に確認してみてください。
新生児+常設・乗せ降ろし重視|Combi(コンビ)クルムーヴ ロング R129 エッグショック EA
祖父母の車へ常設し、新生児から長く使いたい場合は、クルムーヴ ロング R129 エッグショック EAが候補になります。
- 適応身長:40~135cm
- 固定方式:ISOFIX固定
- 安全基準:R129
- 本体重量:14.2kg
- 回転機能:360°回転
ステディ R129との大きな違いは、ISOFIX固定の回転式であることです。
シートをドア側へ回転できるため、祖父母の車で送迎などを頻繁に行い、乗せ降ろしのしやすさを重視する場合に検討しやすいモデルです。
一方、本体重量は14.2kgあるため、帰省のたびに別の車へ付け替える使い方では負担になる可能性があります。
そのため、「親が一度取り付けて、祖父母の車へそのまま常設する」という使い方との相性がよいでしょう。
また、身長135cmまでの製品なので、この1台だけで身長150cmまで必ず対応できるわけではありません。
子どもの成長後は、車のシートベルトが正しい位置にかかる体格になっているかも含めて、必要に応じて次のシートを検討してください。
クルムーヴ ロング R129 エッグショック EAはこんな家庭に向いています。
- 新生児から祖父母の車に乗せたい
- 祖父母の車へ常設する予定
- 乗せ降ろしする機会が多い
- 本体重量より回転機能を重視したい
▼Amazon・楽天・Yahoo!で価格や在庫を比較できます。
※カラーや出店ショップ、ポイント還元によって実質的な負担額が変わることがあるので、購入前に確認してみてください。
15カ月以降+軽さ・価格重視|Joie(ジョイー)エレベート R129
子どもが身長76cm以上かつ生後15カ月以降で、祖父母の車へ付け替えて使うことが多いなら、Joieのエレベート R129が候補になります。
- 適応身長:76~150cm
- 使用開始:生後15カ月以降
- 固定方式:シートベルト固定
- 安全基準:R129
- 本体重量:5.3kg
エレベート R129は、身長76cm以上かつ生後15カ月以降から使用できます。
「1歳になったから使える」と年齢だけで判断せず、身長と月齢の両方を確認してください。
祖父母の車用として注目したいのが、本体重量5.3kgの軽さと、身長150cmまで対応していることです。
例えば、
- 帰省するときだけ祖父母の車へ取り付ける
- 親の車と祖父母の車で付け替えて使う
- 使わないときは車から降ろしておく
といった使い方では、持ち運びの負担を抑えやすくなります。
一方、ISOFIX固定ではなく、回転機能もありません。
祖父母の車へ常設してISOFIXで固定したい場合や、回転式を選びたい場合は、ほかのモデルも比較した方がよいでしょう。
また、シートベルト固定式でもすべての車に取り付けられるわけではないため、購入前にメーカーの車種適合リストを確認してください。
エレベート R129はこんな家庭に向いています。
- 身長76cm以上かつ生後15カ月を過ぎている
- 祖父母の車へ必要なときだけ付け替えて使いたい
- 持ち運びやすい軽量モデルを選びたい
- 身長150cmまで長く使えるタイプを検討している
▼Amazon・楽天・Yahoo!で価格や在庫を比較できます。
※カラーや出店ショップ、ポイント還元によって条件が変わることがあるので、購入前に確認してみてください。
15カ月以降+ISOFIX・長期使用|Combi(コンビ)ジョイトリップ アドバンス plus R129 エッグショック SC
身長76cm以上かつ生後15カ月以降で、祖父母の車へ常設して長く使いたい場合は、ジョイトリップ アドバンス plus R129 エッグショック SCが候補になります。
- 適応身長:76~150cm
- 使用開始:生後15カ月以降
- 固定方式:ISOFIX固定
- 安全基準:R129
- 本体重量:7.4kg
新生児からは使用できないため、その場合はステディ R129やクルムーヴ ロング R129など、新生児に対応したモデルを選ぶ必要があります。
先ほど紹介したエレベート R129がシートベルト固定なのに対し、ジョイトリップ アドバンス plus R129はISOFIX固定です。
祖父母の車へ一度取り付けてそのまま使うのであれば、毎回持ち運ぶ必要がないため、ISOFIX固定のモデルも選びやすくなります。
また、身長150cmまで対応しているので、生後15カ月以降から祖父母の車で長く使いたい場合にも候補になります。
ただし、ISOFIX対応車であっても、すべての車種・座席へ取り付けられるわけではありません。
購入前に、メーカーの車種適合表と祖父母の車の取扱説明書を確認してください。
ジョイトリップ アドバンス plus R129 エッグショック SCはこんな家庭に向いています。
- 身長76cm以上かつ生後15カ月を過ぎている
- 祖父母の車へ常設して使いたい
- ISOFIX固定のモデルを選びたい
- 身長150cmまで長く使いたい
▼Amazon・楽天・Yahoo!で価格や在庫を比較できます。
※カラーや出店ショップ、ポイント還元によって条件が変わることがあるので、購入前に確認してみてください。
祖父母の車へ長く常設する場合、ロングユースタイプは有力な選択肢です。
ただし、長く使えるという理由だけで選ぶと、子どもの体格や車内スペース、使い方によっては合わない場合もあります。
ロングユースタイプを選ぶ前に注意点も確認したい場合は、こちらの記事「ロングユースチャイルドシートは後悔する?デメリット5つと軽自動車で失敗しない選び方」も参考にしてください。
また、祖父母の車用として2台目を購入する場合は、できるだけ費用を抑えたい方も多いと思います。
購入する商品が決まっていて急ぎでなければ、こちらの記事「【2026年最新】チャイルドシートいつ買うのがお得?安い時期・型落ち攻略と損しない選び方」で、チャイルドシートが安くなりやすい時期も確認してみてください。
祖父母の車用チャイルドシートを選ぶ前に確認する3つ
祖父母の車用チャイルドシートを選ぶときは、価格や機能だけで商品を決めるのではなく、
- 子どもの身長・月齢
- 祖父母の車に取り付けられるか
- 常設するのか、必要なときだけ付け替えるのか
の3つを確認してください。
先に確認しておくと、
「買ったのに子どもがまだ使えなかった」
「祖父母の車に取り付けられなかった」
といった失敗を避けやすくなります。
子どもの身長・月齢を確認する
R129適合のチャイルドシートは、年齢だけではなく、主に子どもの身長を基準に使用条件が決められています。
特に注意したいのが、前向きで使い始めるタイミングです。
R129では、前向きで使用できるのは身長76cm以上かつ生後15カ月を超えてからです。
そのため、「1歳になったから前向きで使える」と年齢だけで判断せず、身長と月齢の両方を確認しましょう。
今回紹介している4商品でも、使用できる身長はそれぞれ異なります。
- ステディ R129:身長40~105cm
- クルムーヴ ロング R129:身長40~135cm
- エレベート R129:身長76~150cm・生後15カ月以降
- ジョイトリップ アドバンス plus R129:身長76~150cm・生後15カ月以降
新生児から祖父母の車に乗せる場合は、ステディ R129やクルムーヴ ロング R129が候補になります。
すでに身長76cm以上かつ生後15カ月を過ぎている場合は、身長150cmまで使えるエレベート R129やジョイトリップ アドバンス plus R129も選択肢に入ります。
年齢だけでタイプを決めず、子どもの身長・月齢と各商品の使用条件が合っているかを確認して選んでください。
祖父母の車に取り付けられるか確認する
子どもの身長・月齢を確認したら、次は祖父母の車に取り付けられるかを確認してください。
ISOFIX対応車であっても、すべてのISOFIXチャイルドシートを取り付けられるとは限りません。
シートベルト固定式についても、車種や座席によって取り付けられない場合があります。
購入前には、
- チャイルドシートメーカーの車種適合表
- 祖父母の車の取扱説明書
- 実際に取り付ける予定の座席
を確認しておきましょう。
特に軽自動車やコンパクトカーでは、本体の横幅だけでなく、
- 後向きに取り付けたときに前席を圧迫しないか
- 子どもを乗せ降ろしするスペースを確保できるか
- 回転式の場合、シートを回転させるスペースがあるか
- チャイルドシートの隣の座席も使えるか
といった点も確認しておくと選びやすくなります。
軽自動車だからといって、単純に小さいチャイルドシートを選べばよいわけではありません。
祖父母の車に正しく取り付けられることを前提に、車内スペースや乗せ降ろしのしやすさも確認して選んでください。
常設するか毎回付け替えるか決める
祖父母の車用チャイルドシートは、車に取り付けたままにするのか、必要なときだけ付け替えるのかによって重視したいポイントが変わります。
【祖父母の車へ常設する場合】
- 本体を頻繁に持ち運ばないため、重量をそれほど気にせず選びやすい
- ISOFIX固定も選択肢に入れやすい
- 乗せ降ろしが多い場合は回転式も検討しやすい
- 取り付けたあとも定期的に固定状態を確認する
例えば、保育園や幼稚園の送迎などで祖父母の車を定期的に使うなら、常設しておくと毎回取り付ける手間を減らせます。
一方、帰省時など必要なときだけ使う場合は、付け替えやすさも重要です。
【必要なときだけ付け替える場合】
- 持ち運びやすい重量か確認する
- 使用するすべての車への適合を確認する
- シートベルト固定式も候補に入れる
- 付け替えるたびに正しく取り付ける
帰省のたびに車から車へ持ち運ぶのであれば、14kg前後ある回転式よりも、5~8kg程度の軽量モデルの方が扱いやすい場合があります。
また、
- 親が取り付けて祖父母の車へ常設する
- 祖父母自身が取り付け・取り外しをする
- 帰省のたびに親が自分の車から持ち運ぶ
など、実際に誰が取り付けるのかも考えてみてください。
警察庁とJAFの調査でも、チャイルドシートは車に取り付けるだけではなく、正しく固定し、子どもを正しく座らせることが重要だとされています。
機能の多さだけで選ばず、実際に使う人が無理なく扱えて、毎回正しく使えるものを選びましょう。
ISOFIXとシートベルト固定はどちらが祖父母の車に向く?
チャイルドシートの主な固定方式には、ISOFIX固定とシートベルト固定があります。
どちらか一方が必ず優れているわけではなく、祖父母の車へ常設するのか、必要なときだけ付け替えるのかによって選び分けます。
常設するならISOFIXが有力
ISOFIXは、車の座席にあるISOFIXアンカーとチャイルドシートを接続して固定する方式です。
シートベルトを決められた経路に通して固定する必要がないため、取り付け手順が分かりやすく、取り付けミスを減らしやすいことがメリットです。
祖父母の車へ常設する場合は、本体を頻繁に持ち運ぶ必要がないため、ISOFIX固定や回転式など重量のあるモデルも選びやすくなります。
特に、保育園や幼稚園の送迎などで定期的に子どもを乗せる場合は、常設との相性がよいでしょう。
ただし、「ISOFIXなら、どの車にも簡単に取り付けられる」というわけではありません。
ISOFIXアンカーがあっても、チャイルドシートごとに取り付け可能な車種や座席が異なる場合があります。
購入前にはメーカーの車種適合表を確認し、取り付け後もインジケーターや固定状態を取扱説明書に沿って確認してください。
付け替えるなら軽量なシートベルト固定も選択肢
帰省時など、必要なときだけ祖父母の車へ取り付ける場合は、軽量なシートベルト固定式も選択肢になります。
今回紹介しているシートベルト固定式のモデルは、
- ステディ R129:7.6kg
- エレベート R129:5.3kg
です。
祖父母の車へ年に数回だけ取り付ける場合や、親の車と祖父母の車で付け替えて使う場合は、本体が軽いほど持ち運びの負担を抑えやすくなります。
また、ISOFIXアンカーを使用しないため、祖父母の車がISOFIX非対応の場合にも検討できます。
ただし、決められた位置にシートベルトを通し、正しく固定する必要があります。
祖父母自身が取り付ける場合は、最初に取扱説明書やメーカーの取り付け動画を一緒に確認しておくとよいでしょう。
付け替えて使うことが多い場合は、持ち運びやすい重さか、毎回正しく取り付けられるかも確認してください。
固定方式にかかわらず車種適合を確認する
ISOFIX固定とシートベルト固定のどちらを選ぶ場合でも、祖父母の車に取り付けられるかを事前に確認することが大切です。
シートベルト固定式でも、車種や座席によっては取り付けられない場合があります。
ISOFIX固定についても、車の年式だけで取り付けられるかどうかを判断することはできません。
購入前には、
- チャイルドシートメーカーの車種適合表
- 祖父母の車の取扱説明書
- 実際に取り付ける予定の座席
を確認しておきましょう。
祖父母の車へ常設するならISOFIX固定、帰省などで付け替えて使うことが多いなら軽量なシートベルト固定式が候補になります。
どちらを選ぶ場合も、祖父母の車に適合し、正しい手順で取り付けられることが前提です。
祖父母の車用は安いチャイルドシートでも大丈夫?
祖父母の車用となると、
「たまにしか使わないのに、メインの車と同じくらい高いチャイルドシートを買う必要があるの?」
と感じる方もいるでしょう。
使用頻度が少ない2台目なら、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは自然です。
ただし、安さだけで選ぶのではなく、
- 現在の安全基準に適合しているか
- 子どもの身長・月齢が使用条件に合っているか
- 祖父母の車へ正しく取り付けられるか
- 家族が毎回正しく使用できるか
を確認したうえで、必要な機能に絞って選ぶことが大切です。
安さだけで選ばずR129・車種適合を確認する
これから新品のチャイルドシートを購入するなら、R129適合品を基本に選ぶとよいでしょう。
R129では、従来の基準に加えて側面衝突試験が導入されるなど、安全基準が強化されています。
購入するときは、安全基準に適合していることを示すEマークも確認してください。
一方、すでに使っているR44適合のチャイルドシートについては、R129ではないという理由だけですぐに買い替える必要はありません。
製品の使用条件や状態、使用期間、祖父母の車への適合などを確認し、正しく使用できるかで判断してください。
費用を抑えたい場合は、
- 回転機能が必要か
- ISOFIX固定が必要か
- 毎回持ち運ぶのか
- どこまで長く使いたいのか
を整理すると、必要な機能を絞りやすくなります。
例えば、帰省のときだけ付け替えて使うのであれば、R129適合の軽量なシートベルト固定式も候補になります。
一方、祖父母の車へ常設して乗せ降ろしする機会が多いなら、ISOFIX固定や回転機能のあるモデルを選ぶメリットもあります。
祖父母の車用だから安いものを選ぶのではなく、使い方に必要な機能を備えたモデルの中から予算に合うものを選びましょう。
年に数回しか使わないならレンタルも比較する
祖父母の車に乗る機会が非常に少ない場合は、必ずしも2台目を購入する必要はありません。
祖父母が定期的に送迎したり、月に何度か祖父母の車に乗ったりするのであれば、毎回付け替える手間を考えると購入して常設するメリットがあります。
一方、
- 帰省する年1~2回だけ使う
- 数日間だけ必要になる
- 今後ほとんど祖父母の車に乗る予定がない
という場合は、レンタルや貸出サービスも比較してみてください。
現在使っているチャイルドシートが祖父母の車にも適合し、毎回安全に付け替えられるのであれば、新たに購入しない選択肢もあります。
使用頻度と付け替えの負担を比べたうえで、2台目を購入するか判断してください。
そのうえで、
「今後も定期的に祖父母の車へ乗るので、2台目を用意した方が楽そう」
となれば、先ほど紹介した4商品の中から使い方に合うものを選んでみてください。
祖父母の車でもチャイルドシートは必要?
祖父母の車に子どもを乗せる場合も、基本的な考え方は普段使っている車と同じです。
「近所までだから」
「たまにしか乗らないから」
という理由だけで、チャイルドシートを使わなくてよいわけではありません。
祖父母世代が子育てをしていた頃とは、チャイルドシートの安全基準や取り付け方法も変わっています。
祖父母の車で使う場合も、子どもの体格に合ったチャイルドシートを選び、家族で取り付け方や座らせ方を確認しておくことが大切です。
道路交通法上は6歳未満が原則として使用義務の対象
道路交通法では、6歳未満の幼児を自動車に乗せて運転する場合、原則としてチャイルドシートを使用する必要があります。
これは親の車だけではなく、祖父母の自家用車に乗る場合も同じです。
短い距離であっても、子どもの体格に合ったチャイルドシートを正しく使用してください。
実際、警察庁とJAFが2025年に行った調査では、チャイルドシートを使用していた場合でも、
- 適切に取り付けられていた割合:74.8%
- 子どもを適切に着座させられていた割合:55.6%
でした。
チャイルドシートは取り付けるだけではなく、車へ正しく固定し、子どものハーネスやシートベルトも正しく装着することが大切です。
祖父母が日常的に子どもを乗せる場合は、
- シート本体が正しく固定されているか
- 子どもの体格に合わせてベルトを調整できているか
- 取扱説明書どおりに座らせられているか
を家族で確認しておくと安心です。
6歳以上でも体格に応じてジュニアシートを使用する
道路交通法でチャイルドシートの使用が義務付けられているのは6歳未満です。
ただし、6歳になったからといって、すぐに大人用のシートベルトだけで安全に乗れるとは限りません。
JAFでは、身長150cm未満をチャイルドシート・ジュニアシート使用の目安としています。
大人用のシートベルトを使う場合は、身長だけでなく、
- 肩ベルトが首にかかっていないか
- 腰ベルトがお腹ではなく骨盤部分にかかっているか
- 座席に深く座った状態で正しい姿勢を保てるか
といった点も確認してください。
子どもの体格や車の座席によって、シートベルトが正しい位置にかかるかは変わります。
そのため、6歳という年齢だけでチャイルドシートを卒業するのではなく、大人用のシートベルトを正しく着用できる体格になっているかを確認することが大切です。
祖父母の車でも長く使いたい場合は、今回紹介しているエレベート R129やジョイトリップ アドバンス plus R129のような、身長150cmまで対応するモデルも候補になります。
祖父母の車用チャイルドシートに関するよくある質問
最後に、祖父母の車用チャイルドシートを選ぶときに気になりやすい疑問をまとめます。
Q. 祖父母の車が古くてもISOFIXは使えますか?
A. 車の年式だけでは判断できないため、実車と車種適合表を確認してください。
祖父母の車にISOFIXアンカーが装備されていれば、ISOFIX対応チャイルドシートを取り付けられる可能性があります。
ただし、ISOFIXアンカーがあるからといって、すべてのISOFIXチャイルドシートを取り付けられるわけではありません。
購入前に、
- 祖父母の車の取扱説明書
- ISOFIXアンカーの有無と取り付け位置
- チャイルドシートメーカーの車種適合表
を確認してください。
「古い車だからISOFIXは使えない」
「新しい車だから必ず取り付けられる」
と年式だけで判断しないことが大切です。
Q. 毎回チャイルドシートを付け替えても大丈夫ですか?
A. 使用する車への適合を確認し、その都度正しく取り付けられるのであれば付け替えて使用できます。
帰省時だけ祖父母の車に乗る場合などは、普段使っているチャイルドシートを持ち運ぶ方法もあります。
その場合は、
- 複数の車に適合しているか
- 無理なく持ち運べる重量か
- 毎回正しい手順で取り付けられるか
を確認してください。
祖父母の車を頻繁に使うようになり、付け替えが負担になってきた場合は、2台目を購入して常設することも検討してみましょう。
Q. 祖父母の車用なら中古チャイルドシートでもいいですか?
A. 状態を十分に確認できない中古品を、安さだけで選ぶのはおすすめできません。
中古チャイルドシートでは、
- 過去に事故や強い衝撃を受けていないか
- メーカーが定める使用期間を過ぎていないか
- ハーネスやバックルなどに劣化がないか
- 必要な部品がそろっているか
- 取扱説明書を確認できるか
- リコール対象になっていないか
などを確認する必要があります。
家族や知人から譲り受ける場合でも、使用履歴や製品の状態を確認してください。
「祖父母の車では年に数回しか使わないから中古で十分」
と使用頻度だけで判断せず、新品のR129適合品やレンタルも含めて比較しましょう。
Q. 年に数回しか使わないならレンタルでも大丈夫ですか?
A. 帰省など短期間だけ必要なら、レンタルも選択肢になります。
例えば、年1~2回の帰省時だけ祖父母の車に乗るのであれば、2台目を購入して保管しておくより、必要な期間だけレンタルした方が合う場合があります。
一方、祖父母が定期的に送迎するなど、
- 月に何度も使う
- 毎回付け替えるのが負担
- 祖父母の車へ常に用意しておきたい
という場合は、購入して常設する方が使いやすいでしょう。
購入かレンタルかは、価格だけではなく使用頻度と付け替えの手間も含めて判断してください。
Q. 1歳になれば前向きチャイルドシートを使えますか?
A. R129では「1歳になったから」という理由だけで前向きにはできません。
R129では、前向きで使用するために身長76cm以上かつ生後15カ月を超えていることが必要です。
1歳の誕生日を迎えていても、生後15カ月未満であれば前向きでは使用できません。
商品ごとに使用条件も決められているため、年齢だけで選ばず、子どもの身長・月齢と製品の使用条件を確認してください。
Q. 軽自動車でも回転式チャイルドシートは使えますか?
A. 軽自動車でも使用できる製品はありますが、車種と商品によって異なります。
「軽自動車だから回転式は無理」と一律に判断する必要はありません。
ただし、回転式は本体が大きく、後向きで取り付けたときに前席とのスペースが必要になる場合があります。
購入前には、
- メーカーの車種適合表
- 後向き設置時の奥行
- 助手席の位置
- ドア側へ回転させるスペース
- 子どもの乗せ降ろしができるか
を確認してください。
祖父母の軽自動車へ常設し、乗せ降ろしする機会が多いのであれば回転式が便利な場合があります。
一方、帰省のたびに持ち運ぶのであれば、本体重量の軽い固定式の方が扱いやすいこともあります。
Q. 祖父母の軽自動車にチャイルドシートを2台取り付けられますか?
A. 車種やチャイルドシートのサイズによって異なるため、2台それぞれの適合と設置スペースを確認する必要があります。
兄弟2人を祖父母の車に乗せる場合は、1台ずつの車種適合だけではなく、
- 2台設置したときの横幅
- それぞれの取り付け位置
- ドアからの乗せ降ろし
- 前席や隣席を使用できるか
も確認してください。
祖父母の軽自動車へ2台設置する場合は、こちらの記事「軽自動車にチャイルドシート2台は無理?3歳・1歳児パパがおすすめ車種と配置を徹底検証」で車種や配置について詳しく紹介しています。
まとめ:祖父母の車用チャイルドシートは使い方に合わせて選ぼう
祖父母の車用チャイルドシートを選ぶときは、価格だけで決めるのではなく、子どもの身長・月齢、祖父母の車への適合、常設するか付け替えるかを確認することが大切です。
特に確認しておきたいのは、次の4点です。
- 子どもの身長・月齢が商品の使用条件に合っているか
- 祖父母の車に取り付けられるか
- 車に常設するのか、必要なときだけ付け替えるのか
- 実際に取り付ける人が無理なく扱える重量・固定方式か
今回紹介した4商品は、使い方によって次のように選び分けられます。
- 新生児から+付け替え重視:Joie ステディ R129
- 新生児から+常設・乗せ降ろし重視:Combi クルムーヴ ロング R129 エッグショック EA
- 身長76cm以上・生後15カ月以降+軽さ・付け替え重視:Joie エレベート R129
- 身長76cm以上・生後15カ月以降+ISOFIX・常設重視:Combi ジョイトリップ アドバンス plus R129 エッグショック SC
R129対応のチャイルドシートでは、年齢だけで使用できるかを判断しないことも重要です。
特に前向きで使い始める場合は、身長76cm以上かつ生後15カ月を超えているかを確認し、各商品の使用条件も確認してください。
また、ISOFIX固定・シートベルト固定のどちらを選ぶ場合でも、すべての車に取り付けられるわけではありません。
購入前には、メーカーの車種適合表と祖父母の車の取扱説明書を確認しておきましょう。
祖父母が定期的に送迎するのであれば、2台目を購入して常設しておくと、毎回付け替える手間を減らせます。
一方、年1~2回の帰省時だけ使うのであれば、普段使っているチャイルドシートを付け替えたり、レンタルを利用したりする方法もあります。
祖父母の車用だから安いものを選ぶのではなく、実際の使い方に合ったチャイルドシートを選んでください。
▼今回紹介した4商品の価格・在庫はこちらから確認できます。
※カラーや出店ショップ、ポイント還元によって条件が変わることがあるので、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングをそれぞれ確認してみてください。
