「自分でハスラーのタイヤ交換をしたいけれど、どこにジャッキを当てればいいのかわからない…」
「取扱説明書を見ても、車の底の図が分かりにくくて不安…」
春のノーマルタイヤへの交換や、冬のスタッドレスタイヤへの履き替え時期になると、そんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。
スズキのハスラーは人気車種ですが、「旧型(MR31S/MR41S)」と「新型(MR52S/MR92S)」、さらに「2WD」と「4WD」で下回りの構造が異なるため、前後のジャッキを当てる位置には注意が必要です。
「ハスラー ジャッキ どこ」と検索してこの記事にたどり着いたあなたも、愛車を傷つけたり、怪我をしたりしないか心配ですよね。
この記事でわかること
- 車載ジャッキの収納場所はどこか
- 2WDと4WD、フロントとリアそれぞれの正しいジャッキアップポイント
- 車載パンタジャッキの安全な当て方と「耳折れ」対策
- 初心者でも安全・確実にできるタイヤ交換の全手順と必要工具
車体の間違った位置にジャッキを当ててしまうと、車のフレームが凹んでしまったり、最悪の場合は車が落下して大事故に繋がる恐れがあります。
しかし、正しいハスラーのジャッキアップポイントと安全な手順さえ把握しておけば、誰でも安全にタイヤ交換を行うことができます。
作業工賃の節約にも繋がりますので、ぜひ参考にしながらチャレンジしてみましょう!
初めての人はこの3点がおすすめ!
安全・確実に作業するなら、以下の3つは必ず揃えておきましょう。
車載ジャッキしか持っていない場合でも、これらがあるだけで安全性と確実性が劇的に変わります。
- トルクレンチ(ナットの締め付け不足・締めすぎ防止)
- ジャッキスタンド(万が一のジャッキ外れによる落下防止)
- ウマ(万が一のジャッキ外れによる落下防止)
ハスラーのジャッキ収納場所はどこ?
タイヤ交換をしようと思って、まず最初につまずきやすいのが「そもそも車載ジャッキがどこにあるのか分からない」という疑問です。
ハスラーの車載ジャッキ(パンタグラフジャッキ)の収納場所は、ラゲッジルーム(トランク)の床下です。
- バックドアを開ける
- ラゲッジボード(トランクの床板)を持ち上げる
- ラゲッジアンダーボックス(収納箱)を取り外す
- その下のスペースにジャッキと工具類が格納されています
【注意点】近年はジャッキが標準搭載されていないことも
最近のハスラー(新型の特定の仕様や中古車など)は、スペアタイヤの代わりに「パンク応急修理キット」が積まれており、ジャッキが標準搭載されていない(メーカーオプション扱いになっている)ケースが増えています。
もし床下を探しても見当たらない場合は、ご自身で市販のジャッキを用意する必要があります。
2WD/4WDでジャッキアップポイントは違う?前輪・後輪の正しい位置

スズキ・ハスラー公式
自宅のガレージなどで、市販の「ガレージジャッキ(フロアジャッキ)」を使って前輪2輪、あるいは後輪2輪を一度に持ち上げる場合、車の前部(フロント)または後部(リア)の中央付近にある強固な部分を持ち上げます。
ハスラーの場合、駆動方式(2WDか4WDか)によってリアのジャッキポイントが異なりますので、必ずご自身の車の仕様を確認してください。
フロント(前側)のジャッキアップポイント(2WD/4WD共通)
フロントのジャッキアップポイントは、2WDも4WDも共通です。
車体の前側から下を覗き込むと、エンジンの下あたりに「サスペンションメンバー(フロントクロスメンバー)」と呼ばれる、黒くて太い金属製の骨組みがあります。
このメンバーの中央部分、少し平らになっているか、あるいはジャッキのお皿を当てやすいように丸く出っ張っている部分が「現行型(MR52S/MR92S)」および「旧型(MR31S/MR41S)」の前側共通の位置となります。
※オイルパン(エンジンオイルが溜まっている黒い箱)や、ラジエーターの樹脂部分などには絶対にジャッキを当てないでください。簡単に割れて自走不能に陥ります。
リア(後側)のジャッキアップポイント【2WDの場合】
2WDモデルでよく迷うのがリアの位置です。
2WDのハスラーのリアジャッキポイントは、後輪の左右を繋いでいる太い鉄のパイプ状の部品「トーションビーム」の中央部分です。
車の後ろから下を覗き込み、左右のタイヤの間に渡されている太い梁(はり)の真ん中を探し、ここにガレージジャッキのお皿を真っ直ぐ当てて持ち上げます。
リア(後側)のジャッキアップポイント【4WDの場合】
4WD車は後輪にも動力を伝える必要があるため、2WDとは下回りの構造が全く異なります。
4WDのハスラーのリアジャッキポイントは、後輪の車軸の中央にある「リアデファレンシャルギア(通称:デフ)」のケース部分です。
車の後ろから下を覗くと、左右のタイヤの中央付近に、少し丸みを帯びた金属の塊(デフケース)が見えます。このデフケースの底面にジャッキのお皿を当てます。
※すぐ後ろにあるデフカバー(薄いフタ)に当てるとオイル漏れの原因になるため、必ず硬いケース本体の中央に当ててください。
純正ジャッキ(サイド)の安全な当て方
次に、車載工具として積まれている(またはオプションで購入した)「パンタグラフジャッキ」を使用して、タイヤを1輪ずつ持ち上げる場合について解説します。
サイドのジャッキアップポイントの位置
サイドのジャッキアップポイントは、前輪のすぐ後ろと、後輪のすぐ前の、左右合わせて計4箇所にあります。
車のドアの下の側面(サイドシル)を下から覗き込むと、金属の板が下に向かって少し出っ張っている部分(プレスラインの「耳」)があります。
この耳の部分を手で触ってなぞってみると、2箇所の切り欠き(へこみ)があるのがわかります。この「切り欠きと切り欠きの間の部分」が、現行および旧型のサイドジャッキポイントです。
正しい当て方と「耳折れ」に注意
パンタグラフジャッキの頭には、深い溝が掘られています。このジャッキの溝を、車体の切り欠きの間にある「耳」にしっかりと噛み合わせるようにセットします。
【最大の注意点:耳折れを防ぐ】
ジャッキの当て方が斜めになっていたり、溝にしっかりハマっていない状態で持ち上げると、車の重みで「耳」がグニャッと曲がってしまう(耳折れ)ことがあります。
一度曲がってしまうとサビの原因になるため、「溝にまっすぐ入っているか」を何度も確認しながら、ゆっくりとジャッキを回してください。
ハスラーでタイヤ交換する手順と必要工具

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ジャッキアップポイントの位置を把握できたら、次はいよいよタイヤ交換の具体的な手順に入ります。
ジャッキアップ前に準備する必須工具リスト
作業を始める前に、以下の道具が揃っているか確認しましょう。
- ジャッキ(車載パンタグラフ、またはガレージジャッキ)
- クロスレンチ(車載のL字レンチより圧倒的に力が入り楽です)
- トルクレンチ(規定トルクで締めるための必須アイテム)
- ジャッキスタンド/ウマ(車体の落下を防ぐ命綱)
- 輪止め/タイヤストッパー(車の転がり防止)
- 軍手・作業用グローブ(怪我防止)
▼各工具はこちらから確認できます
初心者でも失敗しないジャッキアップ作業の手順
準備が整ったら、以下の1〜7のステップに沿って慎重に作業を進めます。
(車載ジャッキを使って1輪ずつ交換する手順です)
- 1.ホイールナットを少しだけ緩める(ジャッキアップ前)
車を持ち上げる前に、交換するタイヤのナットを「半回転〜1回転」だけ緩めます。
タイヤが地面に接地していないと空回りして外せません。
- 2.ジャッキを正しいポイントにセットする
前述したサイドの切り欠き部分に、ジャッキの溝をしっかり合わせます。
- 3.車体をジャッキアップする
ゆっくりと車体を持ち上げます。
タイヤが地面から「2〜3センチ」ほど浮き上がれば十分です。高く上げすぎると不安定になり危険です。
- 4.ホイールナットを外し、タイヤを交換する
タイヤが浮いたらナットをすべて外し、新しいタイヤを奥まではめ込みます。
- 5.ホイールナットを仮締めする
手で回せるだけナットを締めた後、レンチを使って「対角線の順番(例:上→下→左→右)」に軽く締め付けます。
- 6.ジャッキを降ろす(ジャッキダウン)
ゆっくりとジャッキを降ろし、タイヤを完全に接地させます。
- 7.トルクレンチで本締めをする
タイヤが接地した状態で、規定の力で本締めを行います。
▼トルクレンチの使い方とハスラーの規定値はこちら
ハスラーのホイール締め付けトルクは何Nm?規定値と正しい締め方を解説
ジャッキアップ時の注意点|事故を防ぐために必ず確認
車は1トン前後の重さがある巨大な鉄の塊です。
「ちょっと浮かすだけだから」と油断すると、取り返しのつかない事故につながります。
地面の状態・輪止め・サイドブレーキの重要性
- 地面の傾斜と硬さ
ジャッキアップは必ずコンクリートやアスファルトの平坦な場所で行ってください。
少しでも傾斜のある場所や、土・砂利の上で行うとジャッキが倒れ込みます。
- パーキングブレーキ(サイドブレーキ)を確実にかける
ハスラーのパーキングブレーキは、全グレード共通で「足踏み式」のペダルが採用されています。
シフトレバーを「P」に入れた後、運転席の足元左側にあるペダルを奥までカチカチッとしっかりと踏み込んでロックしてください。
▼パーキングブレーキの操作に不安がある方はこちら
ハスラーのサイドブレーキ(パーキングブレーキ)はどこ?踏み方と解除方法
- 輪止めの徹底とジャッキスタンドの使用
ジャッキアップするタイヤの「対角線上」にあるタイヤに必ず輪止めをかけます。
また、ガレージジャッキで車体を上げる場合は、万が一の油圧抜けに備えて必ずジャッキスタンド(ウマ)をかけてください。
新型ハスラー(現行モデル)で特に注意したいポイント
新型ハスラー(MR52S/MR92S)は全車マイルドハイブリッド仕様です。
床下にはオレンジ色の高電圧配線や、広範囲な樹脂製のアンダーカバーが配置されています。
これらをジャッキで挟み込んで割ったり断線させたりすると、高額な修理費や感電のリスクがあります。
必ず明るい時間帯に、金属の強固なフレームであることを目で見て確認してからジャッキを当ててください。
▼自分でやるか業者に頼むか、費用で迷っている方はこちら
軽自動車のタイヤ交換費用はいくら?持ち込み工賃の相場を徹底解説
ハスラーに適合するジャッキの選び方とおすすめタイプ

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
| 種類 | メリット | デメリット | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 車載パンタグラフジャッキ(手動) |
|
|
|
| 油圧式パンタグラフジャッキ |
|
|
|
| 油圧式フロアジャッキ(ガレージジャッキ) |
|
|
|
よくある質問|ハスラーのジャッキアップに関する疑問を解決

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
Q1. 中古でハスラーを買ったのですが、車載ジャッキが積まれていません。
A. 近年のハスラーは「パンク応急修理キット」が標準装備となっており、ジャッキはメーカーオプション扱いのため標準では積まれていないケースが多いです。
自分で交換する場合は、市販のジャッキを別途購入する必要があります。
Q2. サイドのジャッキポイントの「耳」が曲がってしまった(耳折れ)のですが、どうすればいいですか?
A. 大きくひしゃげたり塗装が剥がれてサビが出ている場合は、ディーラーや板金工場で修正・防錆処理をしてもらうことをおすすめします。
次回からは、フロアジャッキとゴム製アタッチメントを使って耳を保護するようにしてください。
Q3. ジャッキアップしたら、サスペンション(バネ)がビヨーンと伸びて、なかなかタイヤが浮きません。
A. 正常です。特にフロントやリアの中央でジャッキアップする場合、サスペンションが伸びきってからようやくタイヤが浮きます。
ガレージジャッキを購入する際は「最大揚程」が380mm以上あるものを選ぶと安心です。
タイヤ交換が不安な方・新しいタイヤをお探しの方へ

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ここまで、ジャッキアップポイントと手順について解説してきましたが、
「手順はわかったけれど、やっぱり重い車を持ち上げるのは怖い」
「工具を全部揃える費用を考えると、プロに任せた方がいいかも…」
と感じた方もいるのではないでしょうか。
もし少しでも不安を感じるようであれば、無理をして自分で作業を行う必要はありません。
プロの整備士に依頼するのも、安全で確実な「賢い選択」です。
最近は、「タイヤをネット通販で安く買い、近くのガソリンスタンドや整備工場に直送して取り付けてもらう」というサービスが非常に便利でお得です。
重いタイヤを自分で運ぶ手間も一切かかりません。
▼タイヤの取付店探しや安く済ませるコツを知りたい方はこちら
▼安くて安心なタイヤ通販+取付サービスを探している方はこちらをチェック!
タイヤワールド館ベストの評判は本当?口コミから分かったメリット・注意点まとめ
まとめ:DIY派とおまかせ派の賢い選択

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回は、ハスラーのジャッキアップポイントと安全なタイヤ交換について解説しました。
【今回のまとめ】
- ジャッキの収納場所:ラゲッジルームの床下(※オプション非搭載のケースあり)
- サイドのジャッキポイント:ドア下部のプレスライン(耳)にある2つの切り欠きの間。
- フロントのジャッキポイント:エンジン下のサスペンションメンバー中央。(2WD/4WD共通)
- リアのジャッキポイント:2WDはトーションビーム中央、4WDはデフケース中央。
- 安全確保の絶対ルール:平坦なアスファルトで行い、輪止めと足踏み式パーキングブレーキを確実に効かせ、ウマを使用する。
正しい位置と適切な工具を使えば、タイヤ交換は決して難しくありません。
ご自身のライフスタイルに合わせて、DIYに挑戦するか、プロにお任せするかを選んでみてください!
【自分で作業するDIY派の方へ】
▼安全・確実な作業のために、必須工具はしっかり揃えておきましょう。
【プロにお任せしたい方・新しいタイヤをお探しの方へ】
▼ネットで買って近くの店舗で楽々取り付け!国内最大級のタイヤ通販で愛車のタイヤを探す(カー用品・PR)
