「オイル交換したのに表示が消えない…」
そんな経験はありませんか?
ホンダN-BOXには、オイルの交換時期を知らせてくれる便利な機能がありますが、オイル交換後に「リセット作業」をしないと、警告表示が消えないままになってしまいます。
この作業、ディーラーや整備工場でやってもらうのが基本ですが、実は自分でも簡単に行うことができるんです。
この記事では、以下の点を詳しく解説します。
この記事でわかること
- 自分でできる、旧型・現行モデル別の具体的なオイルリセット手順
- リセット作業時の注意点や、推奨されるオイル交換のタイミング
「リセット方法がわからなくて困っている」
「JF1だけどどうやるの?」
「JF3やJF5の手順は?」
といった疑問も、この記事を読めばすべて解決します。
手順自体はとても簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。
N-BOXのオイルリセットとは?必要な理由と基本知識を解説

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ホンダN-BOXには、エンジンオイルの交換時期が近づくと、メーターパネル内に「スパナマーク(レンチマーク)」や「OIL LIFE」といった警告灯(メンテナンス表示)が点灯する仕組みが備わっています。
これは、単に走行距離だけで判断しているのではなく、エンジンの稼働時間、走行状況(シビアコンディションかどうか)など、様々な情報を車両のコンピューター(ECU)が分析し、「そろそろオイルが劣化してきましたよ」と教えてくれる非常に賢い機能です。
この表示が出たタイミングでオイル交換を行うのが理想的ですが、重要なのは「オイル交換をしたら、必ずこのメンテナンス情報をリセット(初期化)する必要がある」ということです。
なぜなら、リセット作業を行わないと、車は「まだオイル交換されていない」と認識したままになり、いつまでもスパナナークが点灯・点滅し続けてしまうからです。
また、次回の適切な交換時期を算出することもできなくなってしまいます。
「お店で交換してもらったはずなのに、スパナマークが消えていない」という場合は、お店側がリセット作業を忘れている可能性が高いです。
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N-BOX現行・旧型モデルごとのオイルリセット方法の違い

ホンダ・N-BOX公式
オイルリセットの方法は、N-BOXのモデル(型式)によって操作方法が異なります。
【初代(主にJF1 / JF2)】
- ブレーキペダルは踏まずに、エンジンをONにする。
- メーター横の「トリップリセットボタン」を押し続ける。約5〜10秒ほど押し続けると、メーターにスパナマークが点滅します。
- スパナマークが点滅したら、ボタンから手を離す。
- 再度、トリップリセットボタンを長押しする。スパナマークが完全に消灯すれば、リセット完了です。
【2代目(主にJF3 / JF4)】
- パワーモードを「ON」にする。 (エンジンはかけずに、スタートボタンを2回押す)
- メニューから「カスタマイズ機能」を開く。
- 「メンテナンス設定」を選択する。
- インフォメーションスイッチ(▲/▼)で「リセット」を選ぶ。
- 「TRIPスイッチ」を押してリセットを実行する。
- マルチインフォメーションディスプレイに「メンテナンスリセットが完了しました」と表示されればリセット完了です。
【3代目(主にJF5 / JF6)】
- パワーモードを「ON」にする。 (エンジンはかけずに、スタートボタンを2回押す)
- スイッチを押してメニュー画面を開く。
- レフトセレクターホイールを回して、目的のアイコンが表示されるまでスクロール。
- アイコンが表示されたら、レフトセレクターホイールを押す。
- そのまま約10秒間押し続けると、「リセットモード」に切り替わる。
- レフトセレクターホイールを回して「リセット」を選択。
- 「リセット」が選ばれた状態でホイールを押すと、リセットが完了!
ご自身のN-BOXがどの型式かわからない場合は、車検証の「型式」欄(例: DBA-JF1、6BA-JF3など)を確認してください。
オイルリセット作業時に表示されるスパナマークの意味と対処方法
作業中にも表示される「スパナマーク(レンチマーク)」は、前述の通り「エンジンオイルの交換時期ですよ」というお知らせマークです。
これは故障や異常を示す警告灯(エンジンチェックランプなど)とは異なり、あくまで「メンテナンスの時期」を知らせるものです。
【対処方法】
- オイル交換前
スパナマークが点灯したら、早めにオイル交換の計画を立ててください。
オイル交換を怠るとエンジン内部の摩耗や損傷の原因となり、燃費の悪化やエンジントラブルにつながる可能性があります。
- オイル交換後
スパナマークが点灯したままの場合は、上記の手順で「オイルリセット作業」を行ってください。
- リセット作業後
正しくリセット作業が完了すれば、スパナマークは消灯します。
【リセットしてもスパナマークが消えない場合】
万が一、上記の手順を正確に行ってもスパナマークがリセットされない(消えない)場合は、以下の可能性が考えられます。
- 操作手順が間違っている
もう一度、ご自身のモデル(JF1系かJF3系か)の手順を確認し、電源モードやボタンを押すタイミングに注意して試してみてください。
- 車両システムの不具合
非常に稀ですが、メーターやECU(コンピューター)側に何らかの不具合が発生している可能性もあります。
- 別の警告灯と見間違えている
スパナマークではなく、別の警告灯(エンジンチェックランプなど、オレンジ色や赤色で点灯するもの)が点灯している場合、オイルリセットとは関係のない別の問題が発生しています。
何度試してもリセットできない場合や、別の警告灯が点灯している場合は、無理をせずにお近くのホンダディーラーや整備工場に点検を依頼してください。
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距離(km)やタイミングを基準にしたオイル交換・リセット推奨時期
N-BOXのメンテナンス表示は非常に優秀ですが、従来の「距離や期間」での管理も併用すると、より安心です。
オイル交換時期の目安(一例)
- ノーマルコンディション(通常走行): 10,000km または 1年ごと
- シビアコンディション(過酷な走行): 5,000km または 半年ごと
【シビアコンディションとは?】
- 走行距離の30%以上が、悪路(デコボコ道、砂利道など)
- 短距離走行(8km以下)の繰り返し
- 外気温が氷点下での走行が多い
- 登坂路(坂道)の走行が多い
- アイドリング状態が多い(渋滞など)
日本の一般的な街乗りは、実はこの「シビアコンディション」に該当する場合がほとんどです。
【メンテナンス表示と、距離・期間のどちらを優先すべきか?】
基本的には「メンテナンス表示が点灯したら交換」というサイクルで問題ありません。
メンテナンス表示はシビアコンディションも加味して交換時期を算出してくれるためです。
ただし、以下のような方は、表示を待たずに「5,000kmまたは半年」での交換・リセットを推奨します。
- ほとんどチョイ乗り(片道数kmの買い物など)しかしない。
- ターボモデル(JF1/JF2/JF3/JF4/JF5のターボ車)に乗っている。
- ターボ車はエンジン(特にタービン)に高温の負荷がかかりやすく、オイルが劣化しやすいため、NA(ノンターボ)車よりも早めの交換が推奨されます。
オイル交換は、車のコンディションを保つ上で最も重要かつ基本的なメンテナンスです。
適切なタイミングで交換とリセットを行いましょう。
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まとめ:N-BOXのオイルリセットのポイントと今後のメンテナンス総まとめ

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
今回は、ホンダN-BOXのオイルリセット方法について、旧型(JF1/JF2)と現行・新型(JF3/JF4/JF5/JF6)のモデル別に詳しく解説しました。スパナマークが点灯すると焦ってしまいますが、リセット作業自体はとても簡単だということがお分かりいただけたかと思います。
【今回のまとめ】
- N-BOXのスパナマークは「オイル交換時期」のお知らせで、故障ではない。
- オイル交換をしたら、必ず「リセット作業」が必要。(しないと警告が消えない)
- リセット方法はモデル(型式)によって異なる。
- 作業は必ず電源モードを「ON」(エンジン停止、メーター点灯)の状態で行う。
- オイル交換は、メンテナンス表示に従うか、シビアコンディション(街乗りメイン)なら「5,000kmまたは半年」が推奨。
N-BOXは、日本で最も売れている軽自動車の一つであり、その性能を長く維持するためには、こうした日々のメンテナンスが非常に重要です。
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この記事が、あなたのN-BOXのメンテナンスと快適なカーライフのお役に立てれば幸いです。
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