「洗車したばかりなのに、バックギアに入れたらリアワイパーが動いてガラスに筋が…」
「雨はもう上がっているのに、駐車のたびにウィーンって…」
大人気のN-BOXに乗っていて、こんな風に感じたことはありませんか?便利な機能のはずなのに、時々おせっかいに感じてしまうリアワイパーのリバース連動機能。
実は、多くのN-BOXユーザーが同じような悩みを抱えています。
この記事を読めば、そんなあなたの小さなストレスを、安全かつ無料で解決できます。
この記事でわかること
- N-BOXのリアワイパーが勝手に動く理由がわかる
- ディーラーで無料で行える、公式な連動解除方法がわかる
- 解除後のメリット・デメリットを知り、自分に合った設定か判断できる
- 安心してディーラーにお願いするためのポイントがわかる
「ディーラーにお願いするとお金がかかりそう…」「設定変更なんて大掛かりなことなの?」といった心配は不要です。
この記事を読み終える頃には、リアワイパーの悩みから解放され、より快適なN-BOXライフを送るための一歩を、安心して踏み出せるようになっているはずです。
N-BOXのリアワイパーが勝手に作動!?リバース連動機能とは?

ホンダ・N-BOX(2代目)公式
N-BOXに乗っていて、フロントワイパーが作動している時にシフトレバーを「R(リバース)」に入れると、リアワイパーが自動で1回作動することにお気づきでしょうか。
これが「リバース連動ワイパー機能」です。特に意識していなくても作動するため、「え、今動かしたっけ?」「故障かな?」と驚いた経験がある方もいるかもしれません。
これは故障ではなく、ホンダ車に標準で備わっている便利な安全機能の一つです。
しかし、この親切な機能が、時としてユーザーの意図しない動作となり、ちょっとしたストレスの原因になることもあります。
まずは、この機能がなぜついているのか、そしてなぜ一部のユーザーが解除したいと感じるのかを詳しく見ていきましょう。
リアワイパーがリバースで自動作動する理由とメーカーの狙いとは?
メーカーがこのリバース連動機能を付けている最大の理由は、雨天時の後方視界の確保、つまり安全性の向上です。
雨の日に運転していると、当然フロントガラスはワイパーでクリアになります。
しかし、車をバックさせようとした時、リアガラスは雨粒や泥はねで見えにくくなっていることが多いですよね。
特にN-BOXのようなハイトワゴンは、車体の形状から後方に空気の渦ができやすく、リアガラスが汚れやすい傾向にあります。
そんな時、ドライバーがわざわざリアワイパースイッチに手を伸ばさなくても、バックギアに入れるだけで自動的にリアガラスを拭き上げてくれる。
これにより、後方の障害物や歩行者をいち早く確認でき、バック時の事故を防ぐことにつながるのです。
ドライバーの操作を一つ減らし、安全確認に集中してもらうこと。それがメーカーの狙いと言えるでしょう。
雨天走行時のバックでリアワイパーが動くとユーザーが気になる理由
安全のための機能であることは理解できても、ユーザーが「この機能、ちょっと…」と感じてしまうのには、いくつかの理由があります。
最も多いのが、「乾いたガラスでの作動」です。 例えば、小雨が降っていてフロントワイパーは動かしているけれど、リアガラスはほとんど濡れていない状況。
そんな時に駐車しようとバックに入れると、「ウィーン、ガガガッ」と乾いたガラスをワイパーブレードが無理やり動くことがあります。
この乾拭きによる摩擦音は不快なだけでなく、「ゴムが傷みそう」「ガラスに傷がつきそう」と心配になりますよね。
また、洗車直後も同様です。ピカピカに拭き上げたばかりのリアガラスに、ワイパーが動いた跡が一本残ってしまうのは、なんとも言えない残念な気持ちになるものです。
こうした「今は動かなくていいのに」というタイミングで意図せず作動してしまう点が、ユーザーが気になる最大の理由です。
雨の日のバック時、リアガラスを自動で拭くメリットとは
一方で、この機能のメリットももちろん大きいです。特に、運転にまだ慣れていない方や、悪天候時の運転が苦手な方にとっては、心強い味方となってくれます。
最大のメリットは、やはり「安全確認への貢献」です。 大雨や台風のような悪天候の中、視界が悪い状況でバック駐車をしなければならない場面を想像してみてください。
ただでさえ周囲への注意が必要な状況で、リアワイパーの操作まで意識するのは大変です。リバース連動機能があれば、バック操作に集中している間に自動で後方視界をクリアにしてくれます。
「わざわざスイッチを操作する手間が省ける」というのは、単なる利便性だけでなく、ドライバーの認知負荷を軽減し、その分を安全確認に振り分けることができるという、安全運転支援の観点から非常に有効なのです。
特に、スーパーの駐車場など、子供の飛び出しが想定される場所でのバック時には、この機能のありがたみを感じる方も多いでしょう。
リアワイパー連動機能は解除可能?ディーラーの意外な回答

ホンダ・N-BOX(2代目)、N-BOXカスタム(2代目)公式
「このおせっかいな機能を止めたい!」そう思った時、多くの人が考えるのはディーラーへの相談です。
しかし、「断られたらどうしよう」「料金が高そう」とためらってしまうかもしれません。
でも、ご安心ください。実は、このリアワイパー連動機能、Hondaの正規ディーラーで簡単に、しかも無料で解除してもらえるんです。
かつては「仕様なので変更できません」と案内されることもあったようですが、近年ではユーザーのニーズに応え、設定変更で対応してくれるディーラーがほとんどです。
自分で配線をいじるといったリスクのある方法を選ぶ必要は全くありません。
実際にN-BOXユーザーが試した連動解除方法の成功率レビュー
SNSやみんカラなどのレビューを見ると、多くのN-BOXユーザーがディーラーで連動解除をしてもらっていることがわかります。
その成功率は、ほぼ100%と言っていいでしょう。
- 「点検のついでにお願いしたら、5分くらいでサッとやってくれた」
- 「納車の時に『リアワイパーの連動って解除できますか?』と聞いたら、その場で無料で設定してくれました!」
- 「電話で予約して行ったら、すぐにピットに入れてくれて、コーヒーを飲んでいる間に終わりました。工賃も本当に無料でびっくり。」
といったポジティブな報告が多数寄せられています。 ディーラーのサービスマンも慣れている作業なので、非常にスムーズに進みます。
点検やオイル交換のタイミングで一緒にお願いするのが、最も効率的でおすすめです。
もちろん、この設定変更だけをお願いしても、快く対応してくれますよ。
実際に解除したユーザーのレビューを紹介!解除するメリットとデメリット

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
ディーラーで安全に解除できるとわかったところで、実際に設定変更した人がどう感じているのか、そのメリットとデメリットを見ていきましょう。
【メリット】
- 洗車後のストレスからの解放 「洗車してピカピカにした後、バックした瞬間に筋がつくことがなくなり、本当に快適です。」
- 不快な作動音の解消 「乾いたガラスをワイパーが擦る『ガガガッ』という音がなくなり、精神衛生上とても良いです。」
- ワイパーゴムの長持ち 「不要な乾拭きがなくなるので、ワイパーゴムの劣化を抑えられる気がします。」
やはり、意図しない作動がなくなることが最大のメリットとして挙げられています。
【デメリット】
- 手動操作の手間 「大雨の日にうっかり操作を忘れ、バック時に後ろが見えなくてヒヤッとしました。慣れるまで意識が必要です。」
- 安全機能の恩恵がなくなる 「便利な機能であることは間違いない。家族が運転することもあるので、安全を考えて元に戻してもらいました。」
デメリットは、便利な安全機能をあえて手放すという点に集約されます。
雨の日には、自分でリアワイパーを操作する手間が一つ増えることを理解しておく必要があります。
連動解除後の不具合やトラブルの心配は?ユーザーのリアルなコメント
「設定を変えて、車の他の部分に影響が出たりしない?」と心配になる方もいるかもしれません。
この点については、全く心配ありません。 ディーラーで行う設定変更は、専用の診断機(HDS)を使って車両のコンピューターの設定を公式な手順で変更するものです。
配線を切ったり加工したりするDIYとは異なり、車両にダメージを与えるリスクはゼロです。
ユーザーからも、「設定変更後に何か不具合が出た」というコメントは一切見当たりません。メーカーが想定している正規のカスタマイズ機能の一つなので、トラブルの心配なく、安心して任せることができます。
リアワイパー連動解除をした後に再設定する方法や注意点について解説
「一度解除してみたけど、やっぱり雨の日には自動で動く方が便利だった…」
「家族が運転するようになったから、安全のために元に戻したい」
そんな時でも大丈夫。再設定も、解除した時と全く同じ手順でディーラーにお願いするだけです。
「リアワイパーの連動機能を元に戻してください」と伝えれば、サービスマンが再び診断機を接続し、設定をONに戻してくれます。
もちろん、この再設定も無料で行ってくれる場合がほとんどです。
注意点としては、ディーラーの混雑状況によっては待ち時間が発生することもあるので、事前に電話で予約をしておくとスムーズでしょう。
連動解除後に後悔しない?走行性能や燃費への影響を検証する

軽自動車&バイクのある暮らし・イメージ
リアワイパーの連動機能を一つ解除したことで、車の基本的な性能に何か影響はあるのでしょうか?
結論から言うと、走行性能や燃費への影響は全くありません。
この機能は、あくまで快適性と安全性を補助するための電装系の一機能です。
エンジンや駆動系、燃費を左右する制御システムとは完全に独立しています。そのため、連動を解除したからといって、走りが悪くなったり、燃費が落ちたりすることは一切ありませんので、ご安心ください。
影響があるのは、これまで述べてきたように「雨天時の後方視界の確保を、自動で行うか、手動で行うか」というドライバーの操作の部分だけです。
リアワイパー連動オフ設定後の雨天走行時に気をつけたいこと
連動機能を解除した後に唯一気をつけるべきことは、雨天時の運転です。
これまで車が自動でやってくれていたことを、これからは自分で行う必要があります。
特に、以下のような場面では意識的にリアワイパーを操作する習慣をつけましょう。
- スーパーやコンビニの駐車場にバックで停める時
- 信号待ちで、後続車との車間距離を確認したい時
- 高速道路の合流などで、斜め後方の安全確認をする時
「バックする前には、まずリアの視界を確認!」という意識を持つことが大切です。
便利な自動機能に頼らない分、ドライバー自身の安全意識を少しだけ高める必要がある、ということです。
しかし、これも慣れてしまえば全く苦にならないでしょう。
まとめ:N-BOXリアワイパー連動解除は必要?自分の使用状況から判断しよう

ホンダ・N-BOX公式
今回は、N-BOXのリアワイパーリバース連動機能の解除方法について、ディーラーで安全・無料で行えることを中心に解説してきました。
最後に、この記事の最も重要なポイントをまとめます。
【今回のまとめ】
- N-BOXのリアワイパー連動機能は、ホンダの正規ディーラーで解除できる。
- 設定変更は専用の診断機で行うため安全・確実で、工賃は無料。
- 点検やオイル交換の際に「ついでに」お願いするのが最もスムーズ。
- 解除のメリットは「意図しない作動のストレス解消」、デメリットは「手動操作の手間」。
- やっぱり元に戻したい時も、ディーラーで簡単に再設定してもらえる。
最終的に、この機能を解除するかどうかは、あなたのカーライフのスタイルや、何を優先するかによって決まります。
- 洗車後の水滴や、乾いたガラスでの作動音がどうしても気になる → 解除するメリット大
- 雨の日の運転が多く、少しでも安全性を高めたい、操作は少ない方がいい → 解除しない方が良い
- 自分にとって不要な機能はOFFにして、スッキリしたカーライフを送りたい → ディーラーへ相談
この記事が、あなたのN-BOXライフをより快適にするための一助となれば幸いです。
もう悩む必要はありません。次の点検の際に、気軽にディーラーのサービスマンに相談してみてくださいね。