タントの運転中に突然鳴り響く警告音と、「レーダー停止11E・14E」の表示。
「もしかしてエンジンが壊れた?」
「このまま走って大丈夫?」
と焦ってしまいますよね。
でも、安心してください。すぐに故障と決めつける必要はありません。
雨・雪・フロントガラスの曇りといった一時的な視界不良や、バッテリー交換後の初期学習などが原因で出ることが多く、自分で簡単に対処できるケースが大半です。
まずは原因を切り分けて、自分で消えない時だけディーラーでの点検へ進みましょう。
まずは結論:今すぐ点検すべきか?
- 11Eが出た:天候・汚れ・曇りによる視界不良。デフロスターや洗車、天候回復で消えれば問題なし
- 14Eが出た:バッテリー交換後のリセット忘れの可能性大。ハンドルの再学習手順で直る
- どちらでもない・消えない:カメラやセンサー本体の異常の可能性。ディーラーへ相談を
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【結論】タントのレーダー停止11E・14Eは故障?今すぐできる確認事項

ダイハツ・タント カスタム 内装 公式
タントに搭載されている予防安全機能「スマートアシスト(スマアシ)」は、衝突回避支援ブレーキなどを制御するために、車両前方にカメラやレーダーセンサーを備えています。
この「レーダー停止」という表示は、「システムが前方を正しく認識できなくなったため、誤作動を防ぐために一時的に安全機能を停止します」という車からのメッセージです。
タントのモデルや年式によって表示は異なりますが、主に以下のような警告が出ます。
- オレンジ色の車と衝突マーク(OFF表示)
スマートアシストOFF表示灯が点灯または点滅します。
- マルチインフォメーションディスプレイの文字情報
「ステレオカメラ視界不良により利用できません」「レーダー停止 11E」「レーダー停止 14E」といった具体的なメッセージが表示されます。
- ブザー音
警告表示と同時に、「ピピッ」というブザー音が鳴る場合があります。
特にエラーコード(11Eや14Eなど)が表示されている場合は、原因特定の手がかりになります。
警告が出てもそのまま運転して大丈夫?
結論から言うと、そのまま通常の運転を続けても全く問題ありません。
レーダー停止の警告は、「自動ブレーキなどのサポート機能がお休みしているだけ」であり、車の基本性能である「走る・曲がる・止まる」やエンジン自体には何も影響がないからです。
急に警告音が鳴ったからといって、急ブレーキをかけたり、慌てて路肩に寄せようとして無理なハンドル操作をする方が危険です。
自動ブレーキや誤発進抑制機能が作動しない点にだけ注意して、いつも以上に慎重に運転し、まずは落ち着いて安全な場所に車を停めましょう。
そのうえで、以下の「11E」や「14E」の対処法を試してみてください。
「11E」が出る原因と今すぐできる消し方(視界不良)
タントのディスプレイに「11E」などが表示された場合、その大半はセンサーやカメラの視界不良が原因です。
人間の目と同じように、カメラやレーダーも「大雨で前が見えない」「逆光で眩しい」「メガネ(ガラス)が汚れている」といった状況では、正確な判断ができなくなります。
そのため、安全側に倒して「誤作動を防ぐために一旦休みます」と宣言している状態なのです。
「故障かな?」と疑う前に、今の状況が以下に当てはまっていないか確認し、それぞれの対処法を試してみてください。
原因1:フロントガラスの曇り・汚れ(デフロスターを活用)
意外と多いのが、車内側のフロントガラスの曇りです。冬場や梅雨時など、ガラスが曇るとカメラが前を見えなくなり「11E」が発生します。
- 今すぐできる消し方
エアコンの「デフロスター(扇形の温泉マークのようなスイッチ)」をオンにして、フロントガラスの曇りを取りましょう。
視界がクリアになれば自然とエラーは消えます。
また、タバコのヤニやホコリでガラス内側が汚れていると結露しやすくなります。
普段からマイクロファイバークロスなどで、カメラ周辺のガラス内側を綺麗にしておくことも予防になります。
原因2:悪天候(大雨・雪)や逆光
外の天候や環境が原因でカメラが機能できなくなるパターンです。
- 悪天候時
豪雨や濃霧でワイパーが追いつかないような状況では停止します。
また、北陸地方のような雪国では、走行中に雪がフロントガラスやバンパーに付着して即座に停止することが珍しくありません。
- 逆光や強い反射
朝日や西日がカメラに直撃している時や、先行車の反射が強すぎる時にも発生します。
- 極端な高温
炎天下の駐車直後など、カメラ本体が高温になりすぎると保護のために停止します。
【今すぐできる消し方】
これらはシステム上の「仕様」に近いものなので、天候が回復する、日陰に入る、車内温度が下がるなどを待つしかありません。
状況が改善すれば自動的に復旧します。
タントのカメラ・センサー位置はどこ?ここを拭こう
泥や雪などの物理的な汚れが付着している場合は、直接拭き取ることで復旧します。
タントの年式によってセンサーの位置が違うため、自分の車の該当箇所を確認して汚れを落としましょう。
| 搭載システム | 主な年式・モデル | 拭くべき場所(センサー位置) |
|---|---|---|
| スマアシⅢ以降 (ステレオカメラ) | 現行モデルなど (LA650S等) | フロントガラス上部の中央(ルームミラーの裏側あたり)の外側。ここを中心にガラスの汚れを落とす。 |
| スマアシⅡ以前 (レーザーレーダー等) | 旧型モデル (L375S後期、LA600S等) | フロントグリルのエンブレム付近や、バンパーにある四角いセンサー部分の泥・雪を拭き取る。 |
【注意点】
外側のガラスやバンパーを拭くのはOKですが、車内側にあるカメラのレンズ本体は絶対に直接触らないでください。
指紋や傷がつくと、それ自体が誤作動や故障の直接的な原因になってしまいます。
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「14E」が出る原因と自分でできるリセット手順(バッテリー関連)
「自分でバッテリーを交換したら、急にレーダー停止の警告がついた」という事例が多く報告されています。この時によく出るエラーコードが「14E」です。
これはセンサーの故障ではなく、バッテリーを外したことで「舵角(だかく)センサーの中立点」などの学習値がリセットされてしまったことが主な原因です。
簡単に言うと、車が「ハンドルの真っ直ぐな位置」を忘れてしまっている状態です。
また、アイドリングストップ車用のバッテリーが劣化していると、エンジン始動時の電圧不足によってシステムエラー(14E)を誘発することもあります。
この場合、すぐにディーラーに持ち込まなくても、以下の手順で車に「ハンドルの位置」を再学習させることで、自分で警告灯を消すことができます。
自分でできる!14Eのリセット・再学習手順
※安全で交通量の少ない直線道路で行ってください。
- エンジンをかけます。
- 停車した状態で、ハンドルを左右どちらかへ約10度以上回します。
- ハンドルを中央(タイヤが真っ直ぐな状態)に戻します。
- そのまま真っ直ぐ、時速10km以上まで加速します。
- ブレーキを踏んで、一旦完全に停止します。
- ハンドルを中央のまま、今度は時速40km以上まで加速します。
- 時速40km以上になったら、その速度を5秒以上キープします。
これでセンサーが再学習し、オレンジ色の警告灯や14Eの表示が消えれば復旧完了です。
もしこの手順を何度か試しても消えない場合や、バッテリーを替えていないのに頻繁に14Eが再発する場合は、別のシステム異常の可能性があるため、ディーラーでの診断機によるリセットやチェックが必要です。
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そもそも車の「レーダー停止」とはどんな機能?
ここまでタント特有のエラー「11E」「14E」の消し方を解説しましたが、そもそも車に表示される「レーダー停止」とはどういう意味なのでしょうか。
近年の自動車には、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や誤発進抑制機能など、運転をサポートする先進安全装備が搭載されています。
これらを制御しているのが、フロントガラスやバンパー周辺に付いている「カメラ」や「レーダー(ミリ波レーダー・ソナーなど)」です。
「レーダー停止」とは、これら安全システムのセンサーが「現在の環境では100%正確な判断ができない」と自己診断した際に発動する「フェイルセーフ(安全保護機能)」のことです。
もし視界不良のままシステムを無理に作動させ続けると、「ただの雨粒や影を障害物と誤認して、走行中に突然急ブレーキをかけてしまう」といった大きな事故に繋がりかねません。
そうした危険な誤作動を防ぐために、システム自ら機能をストップし、「今は前が見えにくいから、ドライバー自身でしっかり安全確認をして運転してね」とドライバーに運転の主導権を完全にお返しするサインなのです。
これはダイハツの「スマートアシスト」に限らず、トヨタやホンダ、スバルなど、あらゆるメーカーの先進安全装備で共通して起こる正常な保護機能です。
けっして車自体が不良品だったり、壊れやすかったりするわけではないので安心してください。
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消えない場合は故障かも。ディーラー点検の目安と修理費用の罠
天候が良く、フロントガラスも綺麗で、14Eのリセット手順を試しても「レーダー停止」やエラーコードがずっと消えない場合。
この場合は、カメラやセンサー本体の故障、あるいは配線の断線といった物理的なシステム異常が疑われます。
早めにダイハツのディーラーや整備工場で点検を受けましょう。点検を依頼する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。
- いつから出ているか?(例:今朝のエンジン始動時から、縁石に少し擦ってから)
- どんな表示か?(例:オレンジ色のランプ点滅、エラーコード〇〇)
専用の診断機(OBDIIスキャンツール)を使えば、数分でエラーの原因を特定してくれます。
新車購入から5年以内(または10万km以内)で保証期間内であれば、無償で修理・交換できる可能性が高いですが、問題は保証が切れている場合です。
飛び石などでフロントガラスを交換した場合のカメラのピント合わせ(エーミング調整)だけでも1万円〜3万円程度かかりますし、万が一スマアシのカメラユニット本体の交換となると、修理費が10万円を超える高額見積もりになることも珍しくありません。
高額な修理見積もりが出た場合の「損しない」対処法
「修理代に10万円もかかるなら、いっそ別の車に乗り換えた方がいいかも…」
もしディーラーでそう思っても、その場でディーラーの下取りに出すのはちょっと待ってください。
ディーラーの下取りは、中古車買取りの市場価格よりも安く査定されることが多く、結果的に数十万円単位で損をしてしまう可能性があります。
修理するか乗り換えるか迷った時は、まず「今、自分のタントが外の世界でいくらで売れるのか?」を正確に把握しておくことが重要です。
愛車の本当の価値を知っていれば、「修理して乗り続けるか」「高く売って乗り換えるか」の正しい判断ができ、ディーラーとの下取り交渉でも圧倒的に有利に立てます。
「でも、車の一括査定って営業電話が鳴りやまないって聞くし怖い…」
という方は、電話ラッシュなし(メール連絡のみ)で査定額が分かる裏技があります。
私自身が実際に試して一番安心だった方法を以下の記事でまとめているので、高額な見積もりを出されて悩んでいる方は一度チェックしてみてください。
▼電話ラッシュを避けて愛車の本当の価値を知る裏技
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よくある質問(FAQ)
ネット上のQ&AサイトやSNSで、実際にタントに乗っているオーナーから報告されている疑問をまとめました。
Q. レーダー停止中も運転して大丈夫ですか?
A. はい、通常の運転は可能です。ただし、自動ブレーキや誤発進抑制機能は作動しないため、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
Q. 自分でセンサーを掃除してもいいですか?
A. フロントガラスの外側やバンパーの汚れを拭き取るのは問題ありません。
しかし、車内にあるカメラのレンズ本体を直接触るのは絶対にNGです。指紋や皮脂がつくと誤作動の原因になります。
Q. 洗車機を通した直後に出たのですが…
A. 洗車機の強い水圧や、撥水コーティング剤・ワックス成分がセンサー部分に付着して一時的に反応することがあります。
ガラスやバンパー周辺をしっかり拭き上げれば直ることが大半です。
Q. 雪国で走行中に頻発して困っています
A. バンパーのレーダー部分やガラスに雪が付着すると即座に停止します。安全のための仕様であるため、「吹雪の日は自動ブレーキに頼らない(システムは停止するもの)」と割り切って運転するしかありません。
Q. 何も障害物がないのにブザーが鳴ることはありますか?
A. 道路標識や看板、マンホールの強い反射などを障害物と誤認して一瞬警告が出ることがあります。すぐに消えるならシステム上の特性範囲内なので問題ありません。
まとめ:タントの「レーダー停止」は落ち着いて対処を
タントの「レーダー停止」表示は、多くの場合、車からの「今は前が見えにくいから、ドライバー自身で気をつけて運転してね」という親切なメッセージ(安全保護機能)です。
まずは落ち着いて、以下のポイントを確認しましょう。
【今回のまとめ】
- まずは安全確保:慌てず安全な場所に停車し、ガラスの曇りや外側の汚れを確認する。
- 「11E」が出た場合:大雨、雪、逆光時は「仕様」として割り切る。デフロスターで曇りを取る。
- 「14E」が出た場合:バッテリー関連の可能性大。安全な場所でハンドルを左右に切ってから走行する再学習手順を試す。
- どうしても消えない場合:天候が良く、リセット手順を試しても消えない場合はディーラーで点検を。
- 修理費が高い場合:ディーラー下取りで損をする前に、一括査定(メールのみの裏技)を活用して愛車の本当の価値を調べておく。
突然の警告音に驚いてしまうかもしれませんが、車の基本走行に影響はありません。
この記事の対処法が、あなたの不安を少しでも解消できれば幸いです。
